「ねえ、もし私がゾンビになったらどうする?」
夜道、彼女が突拍子もない質問を投げかけてきた。
よくある、愛を確かめるための面倒な質問だ。俺は
「どんな姿になっても愛し続けるよ」
と、教科書通りの答えを用意する。しかし、彼女の瞳はかつてないほど真剣だった。
「嘘はいいの。人間の自我があるうちに殺してくれる? それとも、一緒にゾンビになってくれる?」
俺は少し考え、精一杯の誠実さを込めて答えた。
「……俺もゾンビになる、それで一緒に世界を旅しようよ」
彼女は満足そうに微笑み、
「ありがとう」
と言って俺の首筋にガブリと噛み付いた。
「は?」
「よかった。実はさ、もう感染者なんだよねー私。これでずっと一緒ね」
月明かりの下、彼女の肌がみるみる青白くなっていく。俺の意識も遠のいていく。 ロマンチックな返答を選んだせいで、俺の余命はあと数日になった。
という昼寝中見た夢なんですけども何が怖いって私は彼氏の立場でも彼女の立場でもなく、塀の上から二人を見てる猫の立場ってこと。
マジか、夢の中でも恋愛から遠ざかってる感じ?
どうして……?