• 現代ドラマ

最初にあったのはラストシーンでした。


ラストシーンができた時に、これはちゃんと前段も整えたくなったんです。そうなんです、この「あしたはどっちだ」は終わりのシーンが最初に書き終わって出来た物語なんですが、この前段を書いていく作業はなかなか骨が折れる作業でしたが、面白くもありました。最初にいたのは佐伯雄三と工藤晃の二人。この二人のラストシーンに行き着くために、色々な登場人物が現れてきました。黒木康介、大道隆、工藤栄子、浅倉環に桜木麟太郎、そうそう、工藤晃のかつての遊び仲間のカズも。この登場人物の中に脚本家の泉隼人君も出てきますが、彼が活躍するエピソード第十一話「恍惚」の中では、この物語を書く作業風景を泉君を通して書いています。このカクコムで物語を書く人達にも共感が得られるんじゃないかと思っています。ある意味、物語を書く作業って恍惚の先に生まれるのだと思います。そんな感覚の1%でも読者の方にも伝播できてたらいいんだけどなぁ。

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