■マルクス・ニギディウス・ワックラ(Marcus Nigidius Vaccula)
おそらくポンペイで青銅器職人を多く庇護していたと思われることから、青銅器製品の取引で財を成した人物と思われる。
彼が公共浴場に寄贈したベンチや火鉢などの青銅製の品はフォロ浴場やスタビア浴場などから発掘されており、彼の家名を意図した牛の意匠をみることができる。
■プブリウス・ウェディウス・シリクス(Publius Vedius Siricus)
ポンペイにおける有力な政治家・商人。
少なくとも西暦39年には彼又は彼の父が造営官であったことを示す碑文が残っている。
ポンペイ遺跡『シリクスの家』の所有者で彼の家の玄関からは『富よ、ようこそ』と書いたモザイク文字が発掘されており、彼の家が合理主義的な性格の一族だったことをうかがわせる。