■タベルナとサーモポリウム
実際はローマ人がサーモポリウムとタベルナを明確に区別していたかというと微妙で、そもそも1次史料にサーモポリウムという用語はあまり出てこないので単語として常用されていたかどうかすらも怪しいが、話の都合上本作では呼び方を分けている。
ポンペイ遺跡においてはアセリーナのサーモポリウム(Thermopolium di Aselina)で3人の少女と思われる女性が特定の候補者を推薦する落書きが書かれており、この食堂が二階や奥に小さな部屋がいくつもあったことから売春宿として機能していたという説もある。
■石炭と合成染料
1856年にウィリアム・パーキンがマラリア治療薬の研究中に紫の染料を偶然生成したことがきっかけで一気に研究が進み、産業革命を代表する工業製品のひとつともいわれるのが合成染料。
なおアニリンは毒性があり、染料工場の工員には皮膚疾患や呼吸器疾患が多発した。
古代ローマでも同様の災害は発生すると思われるが、奴隷は貴重品。
なのでそのうち使えなくなった老齢奴隷や鉱山奴隷が動員されそう。
そう言う面の倫理観ゼロだしねローマ。