育休中の部下が復帰しました。めでたい。
さあこれで仕事が少し楽になるぞと考えていた矢先、久しぶりの彼女の出勤の朝、連絡が来ました。
「もしもし。久しぶりだけど、よろしくね」
「よろしくお願いします。あのーところで、
駐車場ってどこでしたっけ?」
やべえ教えるの忘れてた←詰めが甘い。
いくつになっても、反省の種は尽きない。ごめんちゃい。
※今日の近況ノートは「黄昏を歩く、咲き誇る時まで」と「ショコラノワールにはシトロンを添えて ~嘘つき小悪魔ライア~」のネタバレは極力しませんが、裏話や反省が入ります。
万が一先入観なしでお読みする予定の方は、見なくてもよいかもしれません。
・黄昏の大反省会会場
黄昏を歩く、咲き誇る時まで
https://kakuyomu.jp/works/29120515963114461754000字、春の宵というテーマで、さいかわ卯月賞に参加させて頂きました。
書き終えた時には「よし。意図通りの物を書けた。これはきっといけるぞふははははは」と軽く実験に成功したマッドサイエンティストの如く高笑いしていたんですよ←してた?
で、いざ参加して、現在の参加作品を全て読みました。
レベル
たっっっっっっか!!(戦慄)
すげえ。すげえよ皆様。4000字の間でテーマに沿った内容を書きつつ、仄かな人生の終焉を漂わせたり、鮮やかな冒険を演じたり、すれ違いの恋を歯車に例えたり。
いやもう、僕にとって足りないところは少し物語のラインを飛び越えた発想力の部分かもしれないなと、反省をしました。
で、それを踏まえた上での、振り返ってみて良かったことと反省点です。
良かった点として、最近ラノベ的な書き方ばっかしてましたが、久しぶりに宵闇を昏さで覆っていくように文章を紡げたことですね。
固く難しい文ではなく、適度に説明はあるけれど、動作に感情を宿らせるような書き方。全てそうしているわけではないけど、滅茶苦茶あっさりとしたラノベ文とは違う、雰囲気に浸せる。この感覚は、昔よりもブラッシュアップできてよかったです。
で、反省点
物語のギミック部分を優先して、後少しキャラクターの固有性を深堀できなかった!
物語として成立しています。春の宵のテーマを、黄昏方向に転嫁させられた。
けど、物語に没入するための、このキャラクターでなきゃいけない、固有性が足りなかった。ちょっと岩尾のエピソードが、疲れ果てた誰にでも当てはまるけれど、面白みのない普遍的な(病むことが普遍的であってたまるか)話だったところは、工夫のしどころですね。
後は、精神科病院に入院したことない方には、中々想像がつきづらいシチュエーションだっと思います。
これはある意味、その中を知っている(働いてたから)僕の強みというところかもしれませんけど。もう少し読者に寄り添える距離の近さが、必要だったと思います。
ちなみに、この物語の佐倉というキャラの答え合わせとして、いくつかの違和感が仕込まれています。
滅茶苦茶露骨な違和感:1
注意して読むと感じる違和感:3
精神科病院の事情をきちんと知っているor神レベルで洞察力と想像力がある人が気付ける違和感:2
ちなみに、違和感程度の仕込みなので、論理的に確定できるものではないです。
もし全部わかった方がいれば、ガタガタ震えながら、毎日その方に向けて礼拝を致します←崇め奉るな!
・ショコラにシトロンを添えた嘘つきの大反省会会場
ショコラノワールにはシトロンを添えて ~嘘つき小悪魔ライア~
https://kakuyomu.jp/works/2912051596137915533実はこの物語を書こうとしたきっかけの曲があります。
Pretty Liar
https://www.youtube.com/watch?v=svaJo_ws2UA&list=RDsvaJo_ws2UA&start_radio=1まさかの「アイドルマスターシンデレラガールズ」という音ゲーの曲です。
直訳をすると、「可愛い嘘つき」
この曲の歌詞で、すごく好きなフレーズがあるんですよ。
もう一人の私 もう恋してる証
真実はね偽りに 隠れてるから
女はみんな lie la lie
プライドというワンピ着ている
↑ココ好き。
プライドというワンピがクリティカルに上手い表現だと、膝を打ったことがきっかけです。
女性を着飾るワンピース。可愛さや可憐さ。それは他者に対する差を見せつけることだったり、個性として機能していたり。あとは、自分を守る仮面としても機能する。
それを、プライドと表現する。
あまりにもハマりすぎたため、僕は好きな人の前では素直になれない「可愛い嘘つき」な女の子の話が書きたいと思いました。
あっちなみに、「AI補助利用」にしている理由は、物語を作る時の調べものをAIでしたり、物語の感想を貰った上で、ブラッシュアップをしたりしなかったりするからです。本文や物語の展開は全て、自分で考えています。
で、この際だからと、男女の違いについて聞きまくりました。女性の方がおべっかを使うのはなぜかとか、浮気をされた時の反応の違いだとか、なんで女性の方が匂わせ的な行動が多いのかとか。
そんなやりとりに疲れたら、参考のために「ときめきメモリアルGS4」の実況動画を見て、乙女心を鍛えました(鍛えた?)。
で、その結果。
女性社会で排除されないために、嘘をつきながら罪悪感を募らせるパティシエさんの話が出来上がりました。
……。
いや素直になれない嘘つきな可愛い女の子どこいった!?←物語製作の妙。
調べているうちに、女性社会の方が男性社会よりもなんで複雑なのかがわかって、もう気が付いたら重くなっていました。男性の方が生きやすいという意味では決してないけど、きつい。
でもほんと、書けて良かった。今まで書いた中で、一番書いていて苦しかったし、難しかった。
だからこそ、一皮むけた感覚はあるし、自分が今まで書くのを避けていたリアルな痛みに触れられた。これはとても、良かったことだと思います。
いやほんと、各話タイトルにするモチーフのスイーツ探しの方が、執筆時間より長かったかもしれない。
で、反省点。
反省しかないんじゃ――――!!(反省)
いや、物語としてまとめ切ったところは自分で自分を褒めていますけど、テーマの規模とやりたかったことの表現には、2万字では明らかに足りなかったというところです。それはぶっちゃけ、書く前からわかっていました。
でも、書きたかったからそれはいいです。
いやもっと、柳正さんと宝玉さんをきちんと描きたかった……。
きちんと二人のイケメンと交流して、もっとこう僕の乙女心を揺らしていきたかった……。
だから後半の畳みかけが、積み重ね不足で唐突に見える。そこは完全に、僕の描き方に難がある。素直に反省。
でも、それがわかった上でも、満足とは違うけれど、納得はいく出来にはなった。
嘘をつくことが社会的にいいことではないけれど、人と人との社会には、必要なものだと思う。
ホワイトライという、関係性を保っていくための嘘。そういった概念もある。
律さんは少し重いものを背負ってはいるけれど、自分自身の生き方について、交流を通じて学べることがあった。
重苦しさやリアルにありそうな息苦しさの中に、ドラマがあるんだと信じていました。
とても大変でしたけど、振り返れば一番自分の学びになり、そして苦しかった分楽しかったです。
お付き合いいただいた方はありがとうございます。
これからお読みいただける方がいるのなら、ぜひともよろしくお願いいたします。
ショコラノワールのような甘さと苦みの複雑さを、ご堪能いただけると幸いです。
・本日のラーメン
清湯豚骨の濃くとトロトロチャーシューが口の中で解ける、絶品の中華そばよ。いってらっしゃい。
(ところで
ゴールデンウィーク中の関東って、どこらへんのホテルなら安いんだろう……教えて偉い人!)