私は山に登る人だ。
きっかけは余り覚えていないが、何となくどこか遠くに行きたくなったのだ。それで登山を始めた。何度か死にそうな目に遭いながらも続けている理由は色々とあるのだが、これは筆舌に尽くしがたい。
さて、登った山は数多くある。というか、全国津々浦々を登ってきた。それもあって、全国の地理や歴史、そういったものにも興味が出てきた。おかげで自家用車が可哀想なくらい酷使された。
全国を巡って、そこで思ったのだ。
名物に外れなし、但し美味いものもまたなし。
閑話休題。
コロナ禍でアウトドアブームに火がつき拍車が掛かったが、同時にマナーも悪くなったように思う。個人的には、我々は自然に対して「お邪魔をさせていただいている」という認識を持った方が良いと思う。
さて、もしも登山に興味のある方は、初期投資に十万は用意しよう。そして、悪いことは言わないので春から始めた方が良い。というのも、冬装備は非常に金がかかる。
登山している人間の金銭感覚はバグるというが、まさにその通りである。モンベルは山屋にとってユニクロと同じだ。あの価格帯が最低限のラインである。
もちろん、なくても登れる。だが、快適には登れない。そして登山は、その「快適」を最適化して登るスポーツでもある。その快適への最適解を得るには、金銭が比例する。なので、高いものを買えば、まあまあの最適解にはなる。
しかし、これも人による。暑い寒いといった気温の感じ方は人それぞれ違うからだ。
五万円くらいの防寒具が、山ではゴミ扱いになることもままある。
個人的な願いであるが、モンベルはもう少しデザインを考えてほしい。全身を揃えると、コミネマンと化す。いや、良い商品なんですよ。なんですが、もうちょっと、ね。
経験上、「登山靴」「ザック」、そして「肌着」には金を掛けた方が良い。特に「肌着」だ。肌に触れる部分には金を掛けた方が良い。じゃないと命に直結する。凍傷で指がなくなりかけたので、特にそう思う。
