以前、名古屋について語ったと思うが、忘れていたことがある。
そう、お土産である。ということで、これを押さえておけばいいと思う。
🔳 お菓子類
①:しるこサンド:松永製菓株式会社(小牧市)
▻ 夏場は冷蔵庫で冷やすのも良し。
②:手風琴のしらべ:備前屋(岡崎市)
▻ 餡子の甘さとパイ生地の食感がたまらない。
③:かえるまんじゅう:青柳総本家(名古屋市)
▻ 定番だが、映えを意識するならこれ。子どもも喜ぶ。
④:ゆかり:坂角総本舖(東海市)
▻ ふりかけの方ではなく、えびせんべい。やめられない止まらない。
🔳 変わり種
①:生せんべい:総本家田中屋(知多市)
▻ ういろうを買うより、こっちの方がいい。
②:金しゃちビール:盛田金しゃちビール株式会社(犬山市)
▻ 八丁味噌とビールのコラボレーション。
③:守口漬生ふりかけ:大和屋守口漬総本家(名古屋市)
▻ 奈良漬なみに癖があるので、好みは分かれる。チーズ味もあり。
🔳 飯系
①:宮きしめん:宮商事株式会社(名古屋市熱田区)
▻ 宮の名の通り、熱田神宮で有名な熱田区のもの。
▻ うどんよりもきしめんのが好きです。
②:手羽先:風来坊(名古屋市名東区) or 世界の山ちゃん(名古屋市中区)
▻ 風来坊か世界の山ちゃん辺り。
▻ 前者は甘ダレ、後者はスパイシー。食べ比べも可。
③:スガキヤ:スガキコシステムズ株式会社(名古屋市中村区)
▻ 寿がきやではなく、スガキヤの方で。五目ごはんもチープだけど美味しい。
▻ あのフォークのようなスプーンのような形状のアレを上手く使いこなせない。
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『三重探訪記』
諸君は、三重と聞いて何を思い浮かべるだろうか。
多くは伊勢神宮あたりだろう。一生に一度は訪れたいという定番である。たいていはおかげ横丁があるからと内宮だけ参って満足してしまうのだが、きちんと外宮も詣でるべきだ。伊勢神宮は「外宮→内宮」の順で参拝するのが本来の形である。
それと、休日に詣でるのは正直おすすめしない。できれば平日を狙いたい。そして、おかげ横丁では、てこね寿司を食べるよりも「豚捨」で牛丼とコロッケを食べたいところだ。伊勢うどんについては好みの問題なので、お好きにどうぞ。
あるいは、鈴鹿のF1も有名かもしれない。食で言えば、日本三大和牛の一つである松阪牛だろうか。個人的には、高いからと避けていないで、若いうちに食べた方がいいと思っている。年を取ってからでは、確実に胃もたれする。
だが、松阪に言ったら牛でなく鶏である。焼肉屋に入ると、鶏ばかりである。牛は基本的に県外に放流されている。
三重はカタカナの「メ」の形をしており、南北に細長い。「ノ」にあたる部分には、岐阜県および滋賀県との県境沿いに鈴鹿山脈が連なっている。一般には、関ヶ原の南に位置する霊仙山から鈴鹿峠までの範囲を指すことが多い。ただし南端については、油日岳とするなど、諸説あるとかないとか。
この鈴鹿山脈で有名なのが御在所岳である。日本二百名山、関西百名山、そして鈴鹿セブンマウンテンに選定されている。標高1,212メートルの山で、四季折々の自然や奇岩群が楽しめる、人気の観光地兼登山スポットだ。特に中登山道は、登山初心者にもおすすめできる。帰りにはロープウェイもあるため、最悪の場合はそれで下山できるという安心感もある。
また、クライミングのメッカである藤内壁も忘れてはいけない。加えて、天然記念物であるカモシカにも会える、かもしれない。
この麓には温泉地である「湯の山温泉」がある。これまで色々と旅をしてきたが、個人的には、なんだかんだ言ってここの温泉地が好きだ。
他にも「鳥羽答志島温泉」や「榊原温泉」などが有名だろう。特に後者は「美人の湯」と呼ばれ、入れば肌がすべすべのつるつるになるので、女性におすすめである。彼女や奥さんは、まず間違いなく喜ぶ。
また、三重県と奈良県の県境には台高山脈が連なっている。その中心に位置する大台ヶ原は、「紀伊山地の屋根」とも呼ばれ、広大で原生的な森林が広がる台地だ。ここにある大杉谷は、宮川の上流部に形成された日本屈指の秘境とされている。急峻な地形と豊富な水量が織りなす、滝と淵の連続が特徴で、「東洋のグランドキャニオン」とも称される景観が味わえる。
しかし、もしも挑むのであれば、二泊三日くらいの覚悟は持った方がいい。私は一泊二日で無理矢理踏破し、翌日は足が痛すぎて身動きが取れなかった。なお、ヒルは多いし、だいたい雨にも降られるので、足元は常にツルツルしている。だが、忘れらない感動がそこにはある。
――登山目線で語り過ぎた。ここからは文化面に移ろうと思う。
三重は、独自文化で一括りにできる土地というより、地域差がかなり激しい。南の伊勢以降は、よそ者との距離感がはっきりしており、神宮に近ければ近いほど、京都の御所のような格式もあって、住むには癖がある。京都はしばしば「年数でマウントを取る」という風説があるが、まさにそれと同じである。何代前からいるんだ、と言わんばかりの店も少なくない。
西に行けば関西色が強い。名張付近は、ほとんど奈良、あるいは大阪のようなものだ。北は言うまでもなく名古屋の影響下にあり、そちら方面のなまりが聞こえてくる。
三重は海も山も抱えている土地なので、観光や食べ物は盛んなイメージがある。だが、県庁所在地である「津」には、これといって目玉がない。いや、一応、「蜂蜜まん」と「津餃子」、そして鰻の激戦区でもあるので、美味しい店自体は多いのだが、どうにもぱっとしない。
強いて挙げるなら、真宗高田派本山の専修寺くらいだろうか……。
市町村合併の影響もあって、山の中まで津市になってしまい、青山高原なども市域に含まれるようになった。その結果、「津とは何なのか」が、余計に分かりにくくなったとも言える。
南端には真珠で有名な鳥羽もあるが、熊野も押さえておこう。特に熊野大花火大会は有名かもしれない。もっとも、激混みすぎて正直行きたくないし、宿は一年前から予約必須、何より日帰りでは帰路の渋滞を考えると、挑む気になれない代物だ。
それと世界遺産の熊野古道であろうか。これは、熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社からなる熊野三山へ至る巡礼路の総称で、「紀伊山地の霊場と参詣道」として信仰の対象となっている。
訪れるのであれば、春か秋が無難だ。夏は本当におすすめしない。特に秋は、「とがの木茶屋」周辺の紅葉が美しく、のんびり歩くにはちょうどいい。道路沿いにアケビがたわわに実っていて、取り放題だったりもする。
他には、亀山、伊賀方面だろうか。忍者は半分観光で半分ガチ文化であるが、個人的にはモクモクファームで豚と戯れるのをおすすめしたい。
三重は「これ一本で勝負」という看板は弱いが、山・海・信仰・食・歴史が、すべてそこそこの密度で詰まっている。そのせいで、語り出すとよく分からなくなるのが三重である。この、何となく大雑把で中途半端なところが、三重なのだ。
そんな三重が、私は好きです。
個人的なお勧めなお土産、食べた方がいいものを紹介しよう。
🔳 お菓子類
三重県は餅文化なので、伊勢周辺で餅を買えば大体外れない。その中でも。
①:へんば餅:へんば屋商店
▻ 元は返馬だったとか。個人的には一番好み。トースターで焼くのもあり。
②:二軒茶屋餅:角屋
▻ きな粉とあっさり餡の調和が抜群。出来立て以外はいまいち。
③:太閤出世餅
▻ あっさり粒あん。個包装のパッケージなので、扱いやすい。
辺りを選べば問題ない。
④:カレーのおせんべい:美鹿山荘(桑名市多度町)
▻ こちらもおすすめ。やめられない止まらない。
🔳 変わり種
①:蜂蜜まん:水谷養蜂場ゆかり(津市)
▻ その場で食べる以外はしてはダメ。冷めたら美味しさがなくなる。
②:ブラックカレー:東洋軒(津市)
▻ 真っ黒いカレー。本店はオフィスカジュアルくらいで訪れた方が無難。
③:ISEKADO:二軒茶屋餅角屋本店(伊勢)
▻ 餅屋が母体で何故かビールをつくる。そして、世界を取る。
④:上馬:細川酒造株式会社(桑名市多度町)
▻ 多度のビール。縁起物。
⑤:鞍馬サンド:パンタロン株式会社(鈴鹿市)
▻ 高虎ドッグよりもこっち。納豆コーヒーゼリーを召し上がれ。
🔳 飯系
①:モー太郎弁当:駅弁のあら竹(松阪市)
▻ これを食べれば、とりあえず満足はできる。
②:的矢かき:まる尾水産(鳥羽市)
▻ 冬のみ。牡蛎食べ放題あり。味も雰囲気は良い。
▻ まる尾水産が一番空いてる。穴場。
③:とんてき:名物とんてき 來來憲(鈴鹿市)
▻ 四日市のまつもとの来来憲ではなく、こちらの方が美味しい。
④:亀山味噌焼きうどん:亀八食堂(亀山)
▻ The昭和の汚い食堂。味はまあまあ。腹は満足。