西海子

高校一年生の堤由成は、とある目的をもって化学準備室に忍び込む。 無人だと思っていたそこには、変な女がいた――。 舞台は一九九五年、とある高校の化学準備室。 そこで始まったのは、…

munagotonosora様の自主企画・「創作の原点」となった一冊・一本への参加作です。 エッセイというかなんというか……まぁ、思考を吐いただけです。 パンツァー型作家の戯言だ…

とある王国にある、とある迷宮。そこに挑む冒険者達を癒す、とある酒場。 迷宮から帰還した冒険者達は、飲み会をしながらその日の反省会を始める。 よくあるダンジョンもの、よくある設定、…

教室の隅からいつも見ていた。 キラキラした彼女を、ずっと。 高校生活が終わる日の、少しの勇気と必然の奇跡。 第二ボタンが繋ぐ、二人の少女の優しい世界のお話です。

「未来から来たと言う双子の兄が俺を離してくれないんだが？」のその後のお話をゆるく書いていきます。 二人で暮らすようになった白夜と極夜の、何でもない日常を思い付いたら追加していきま…

初めての自主企画を立てるにあたって、そのために書いた言い出しっぺの作品です。 お疲れ様刑事とは何者なのか。 何故、彼は「お疲れ様」と呼ばれているのか。 世代間ギャップ×刑事たちの…

双子の弟を守るために、身代わりとなって異世界に拉致された三冬極夜。 ところが、まがい物として言葉も通じない異世界にポイ捨て！？ これは、7歳の極夜が双子の弟の元に帰ることだけを…

静かな月夜。 月を眺めてぽつぽつと会話を交わす二人の青年。 月が綺麗だから、狂っていく。

かつて地球を棄ててエクソダスした日本人達は、某星系の惑星まほろばで新たなスタートを切った。 それから長い時が過ぎ、現代を生きるまほろばの住人・手毬はとある食べ物を知る。 それは地…

かえして、かえして、かえして。 祈りは、怒りは、もう届かない。

緩やかに滅ぶ星となった地球。 地球を捨ててエクソダスしていく人類に反して、残って看取ることを選んだ人類もいた。 これは創作を愛し、創作の自由を守る人々への応援歌。 …のふりをし…

人類がはるか昔に捨てた地球を偲ぶように、地球考古学は発展した。 その一端として「地球古言語」の解読を行うヴァルの元へ、謎の文章が持ち込まれる。 そこに何が書いてあるのか？ ――ゆ…

ＳＦ…サイエンス・フィクション？ いいえ、これはＳＦの皮をかぶった神話 ＳＦ…シュメール・ファンタジー！

不老であって不死ではない、神代から一つの家系に一つの異能を受け継ぐ、そんな《異能者》がいる世界。 人々から隠れ住まう異能者達にも日常は存在する。 ――そういう短編集です。 どこ…

子供のころに失踪した双子の兄を自称する未来から来た男と、喪失感に苛まれた末に「神などいない」と断言するようになった神父。 寂れた教会で出会った二人の空白の時間が、感情が、じわじわ…