花絵 ユウキ

それでも彼女と生きていた。 コメディのように見受けられるタイトルとキャッチコピーの裏切りが鮮烈である。 主人公の純粋な一人称視点で進行することで、痛みのまま終わらせず、ヒロインの…続きを読む

サポパスに興味はあるけれど「どう始めればいいのか分からない」「実際に活用している作家の工夫を知りたい」と感じている方に、ぜひ一度お読みいただくことをお勧めします。 第一ページでは…続きを読む

師弟の影響と在り方を染物に掛け合わせた題――あいぞめ。 最終話を読んで、タイトルの意味が一つの輪に繋がる構成が見事である。 俳句をテーマにした文芸作品で珍しい舞台ではあるが、俳句…続きを読む

四話で終わってしまうのが、これほど寂しく、温かい――。 この物語の魅力は、始終ハッピーな展開ではなく、下降した心理波形の中ですら癒しを含んでいるところにある。 それは、作者である…続きを読む

満月の下であまりに美しいネエネエの姿に魅了されるのは、そこに信じた愛があったから――。 まず引き込まれるのは手紙調という物語の進行。 この一方通行な視点だからこそ「ネエネエへの崇…続きを読む

『ハロー・グッドバイ・ハロー』 ――ラストでそのタイトルの意味が、優しく、胸に響きます。 ハローに始まる出来事と、ハローに繋がるまでの三年間。 わずか2000文字弱の中に、誰かの青…続きを読む