ヴィローな話で恐縮ですが。
うちの愛犬ニャー太は毎朝ウンチョスをするんですけどね。
ウンチョスって呼び方もなんだか雅ではないですね。
本文では以下「メルヘン」と呼ぶことにしますね。
で、ニャー太のメルヘンが毎朝の日課になっているわけですが。
どういう巡り合わせか、最近ちょうどぼくらが朝食を採る時間に重なるようになってしまいまして。
ぼくらがウインナーとか食べてるとですね、ニャー太が足下をテッテッテと部屋の隅にあるペット用トイレの方に歩いて行って、なんだかもの悲しそうな顔でこちらを見ながらメルヘンをプリティするわけですよ。
当然のことながら、(今……!)と皆思うわけですが、ニャー太がメルヘンを全部出すまで「誰も動いてはならない」「言葉を発してはならない」というのがわが家の決まりでして。
そうなると、みんなしてニャー太のプリティを無言で眺める不思議な時間が生まれるわけです。
もちろん、理由もなくそんな決まりがあるわけではなく、ちゃんと理由はあるのです。
むかしニャー太にトイレを教えるときにですね、ちゃんと出来たらおやつを上げてたのです。
まあ、モノで吊ること自体はワンコの躾ではよくやることなのですが。
それが気付けば10年続いてまして。いつしかニャー太の中では「メルヘン=おやつもらえる」という等式が出来上がってしまっておりまして。
まあ、それはいいんですよ。そんなに大量におやつ上げたりしているわけでもないですから。
何か芸ができるわけでもないので、せめてメルヘンのご褒美くらい上げても良いじゃないですか。
ところがですよ。
メルヘン中に家族の誰かが動いたり言葉を発したりすると、それを合図と勘違いしたニャー太がダッシュをするのですよ。まだエンド・オブ・メルヘンじゃないにも関わらず。
するとどうなるか。
ニャー太の尻からメルヘンのうちの「メル」くらいまで出てたものが、そのダッシュ&ターンの勢いでポォンと空中に舞い上がったりするわけですよ。フライングメルヘン。どういう物理現象これ。
ぼくらの目線の高さあたりをファーっと飛ぶわけですよ。キラキラしながら。
もう、みんな伊藤潤二作品のヒロインみたいな顔になります。困ったものです。
そんなニャー太、すっかり元通りです。
以前の近況ノートでも少し触れておりましたが、今年の三月に最初の肺気腫の症状が出て入院しまして。
その後退院と入院を繰り返しまして。
じつはそれぞれの入院時には、お家に帰れる確率は5割くらいと言われていたのです。
それでも元気に退院はしてくれたのですが、そもそもの原因である心臓の病気(僧帽弁閉鎖不全)自体は手術しないと治らず、手術をしない場合の平均余命は9カ月との事で。
それ本当? と思いましたよ。だって見た目は元気なんですから。
でも、そういうものらしいのです。
その後、様々な幸運が重なり5月に手術を受けさせてやることができたのですが、元々3kg前半だった体重も2kgまで落ち込み、痩せて骨の浮き出た背中をさすりながら手術という選択が本当に正しかったのか自問しながら時は過ぎまして。
先日、術後3か月の検診に行ってきたのですが。
経過は良好。すべての数値に問題はなく、血栓予防のお薬もなくなりました。
体重もいつの間にか元通り。手術のために剃った左半身の体毛もようやくフサフサしてきまして。
つまりほぼ病気前のニャー太に戻りました!わひょーい。
元通り……というか、術後みんなして甘やかしていたらニャー太の中で「メルヘン放出=ご褒美」がより鮮明になってしまったらしく、今日もメルヘン途中に駆け出しまして。
ニャー太本体が疾風のように目の前を駆け抜けたあと、それに付き従うように小ぶりなメルヘンボールがコロコロコロっと後ろを追いかけて行きました。
朝食中……!
まあ、元気になってなによりです。
以前の近況ノートをご覧頂きニャー太の体調を気にかけて頂いていた方もいらっしゃいましたので、こちらにてご報告とさせて頂ければと思います。
ご心配およびお気遣いを頂きまして、ありがとうございました!
↓術後しばらくシャンプー禁止だったのでカピカピしていたのですが、先日ようやく洗ってもらいました。
