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ぼくのなつやすみ

本日から夏休みです。

毎年のことではありますが、この休み前の一週間は激・激務でした。

向いてないです。仕事向いてないです。
少し油断するとお客様に送るメールの文末が

「引き続きどうぞよろしくお願いしますクソが」

になってて、危うく送信ボタンを押してしまいそうになりました。五回ぐらい。
ほんと向いてないです、この仕事。

それでも、どうにかこうにか夏休み突入なのです。
さあ、何しましょうか。


といっても、色々用事もありましてそこまで時間があるわけではないんですよね。
ということで、この夏休み中の宿題としては

1.カクヨム積読を解消しよう(ほんとスミマセン)
2.何か1本短編書こう

にしたいと思います。特に1。たまっております。
いつもコメントやレビューで力を頂いているにも関わらず、何のお返しもできておらず申し訳ないです。できるならヨックモックでも贈りたいくらいなのです。


では夏休み初日、何から始めましょうか。

まあ、子供たちの夏休みと比べれば短いですが、それでも一週間ありますからね。
初日から全力を出して疲れてしまっては本末転倒です。危ない危ない。

というわけで、まずは自宅でゆっくり映画を観ることにしました。
上質な映画というのは、疲れた心を癒す何よりの薬だとぼくは思うのです。丸まった背中がシャンと伸びるような心持になるのです。

今回観たのはこちらの映画です。

『デッド・ドント・ダイ(死者は死なない)』

ビル・マーレイとアダム・ドライバーという豪華俳優がW主演を務めるゾンビ映画です。なんだか嫌な予感がします。

アメリカの田舎町で起こった奇妙な惨殺事件。事件を追う三人の警官は、やがて墓地から何かが這い出したような穴を見つけます。

いいですね。序盤は謎と不穏の丁寧な積み重ね。まっとうなゾンビ映画の作法に則っております。

そして登場するのが、物語の鍵を握る女・ゼルダ。

この街で葬儀屋を営む彼女。遺体処置室の扉を開けると、床の間に仏像を置いた板張りの道場が。まあ、アメリカの一般的な葬儀屋です。

静寂の中、ひとり仏像と向き合う空手着姿のゼルダ。凛とした表情が美しい。

そしてスラリと日本刀を抜き放ち、横薙ぎに虚空を一閃。ゆるやかな動きですが、軸はブレません。

子供の頃、合気道を一年習っていたぼくにはわかります。

この女――できる。

そうしてゼルダは淀みのない所作で刀をふたたび鞘に収めると、仏像に向かい片合掌でこう言い放ちます。

「アミダブツ」

南無を付けろよデコスケ野郎……!

ここで疑念は確信に変わります。

(あ、これBだ)


そこからなんやかんやあって、主人公たちとゼルダはゾンビで溢れる墓地へと赴きます。いよいよクライマックスです。長かった。

以下はモロなネタバレです。気にされる方はぜひご退室をお願いします。




群がるゾンビたちの首を眉ひとつ動かさず斬り落としていくゼルダ。無人の野を往くが如しです。

スパーン

「アミダブツ」

サパーン

「アミダブツ」

スパパパーン

「アミダブツ」


実際はこのシーンではアミダブツなんて言わないんですけどね。最初のシーンをまだ引きずってます。

すると墓地の上空に、謎の宇宙船が飛来します。

その船底から地上へとまっすぐ照射される一筋の光。

その光の中を、ゼルダが上っていきます。まるでそれが予定調和であるかのような表情で。

「アミダブツ」

うるせえ、クソが。

ゼルダを収容し、東の空へと飛び去る未確認飛行物体。

それを見たアダムとマーレイは頷き合い、ショットガンを構えてゾンビの群れへと突入していくのでした。

【FIN】


こんな感じでぼくの夏休みは開幕しました。

なんだか疲れたので寝ます。




15件のコメント

  •  あっはっはっは! 名前といい造形といい某有名ゲームのパクリですが設定がわざと勝手くらい無茶苦茶ですね。すげー、見てええええ。
  • 「阿弥陀仏」がクセになりそうです🤣 楽しい休暇になりますように。
  • アオノソラさん、こんにちは!
    見なくて良いですよ!
    でもまったく無駄な2時間だったかというとそうでもないんですよ。
    どこらへんが?と訊かれると答えに困りますが。
  • 来冬さん、こんにちは!
    実際は作中で1回しか言ってないんですけどね。
    単にぼくの脳内で繰り返されていただけで(笑)
  • こんにちは。
    最初に選ぶ映画がこれ!?さすがです…(笑)
    大人だって夏休みほしい!ゆっくりできますように〜!
  • 幸まるさん、こんにちは!
    ちなみに今年最初に観た映画は『酔拳』です。
    40日くらい休みが欲しいですねホント……。
  • ……先日のレビュー例で扱った『スカイシャーク』といい、どうやってこういう素敵な映画を見つけてこられるのでしょうか? 行きつけのレンタルビデオ屋さんの店員がオススメしてくれるのでしょうか?
    『死霊の盆踊り』すら見たことの無い素人の私ですが、貴重な夏休みをB級、いやZ級映画で過ごすという贅沢を味わってみたいです。
  • ビル・マーレイ😳!
    大好き!
    でも、アダム・ドライバー。
    世代が違い過ぎる😓
    ······あ、コレいつものだ💦
  • あおいさん、こんにちは!
    臭いがするんですよ……Bの。
    じつはいま、ぼくが気になっていて未見の映画があるのですが。
    あおいさんへの宿題として、ぜひ感想をお聞きしたく。
    その名も2部構成のゾンビサッカー映画『ゴール・オブ・ザ・デッド』
    ・前半戦(死霊のキックオフ大乱闘編)
    ・後半戦(地獄の感染ドリブル編)

    夏休みのお供に、ぜひ。
  • 宮本さん、こんにちは!
    ビル・マーレイのゴーストバスターズパロディ。
    アダム・ドライバーのスターウォーズパロディ。
    誰も幸せにしない感じが結構いい味出してましたよ!
  • >床の間に仏像を置いた板張りの道場が。まあ、アメリカの一般的な葬儀屋です。
    ぜったい、一般的じゃない^ ^;
  • 英さん、こんばんは!
    映画に出てくる、間違った日本文化好きなんですよ。
    『八十日間世界一周』でしたかね、横浜の道端に大仏がいてその前をチョンマゲな人々が歩いてたのは。
  • 「デッド・ドント・ダイ」、ずいぶんまえですが観ました!
    私は面白いと思ったのですが、ぶっ飛んだ映画なのはまちがいないですね (>▽<*)ww
  • ハルさん、こんばんは!
    さすが、大事なところは押さえてますね!
    本当につまらない映画というのはツッコミどころもない映画だと思います。
    その意味では「デッド〜」は良い映画だった気がしなくもないような気がします……!
  • アメリカの一般的な葬儀屋にフキマシタ。
    ちなみに私の記憶に焼き付いているトラウマ級のB級映画は『アイスマン 』です。罪深いことに前後編なんですよ。後編で回収されると思うじゃないですか。ねえ。返してよ時間を。
    でもいい経験だったなって、今だったら思えないこともない気がしなくもないです。
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