どこかで書いたかもしれませんが、ぼくは水族館が好きです。
暗くて、青くて、涼しくて。
こう書くとアホみたいな理由ですが、何かを好きでいることに賢そうな理由はいらないでしょう。
決して魚や水生生物が好きなわけでも詳しいわけでもないんですけどね。
それでも大水槽を悠然と横切るジンベイザメの巨体には圧倒されますし、七色に光るクラゲを眺めていると時を忘れます。
なんでしょうね、あの落ち着く感じ。
遠い昔、ぼくらの先祖は海から来たそうですが、その時の記憶がDNAに刻まれているのかもしれません。
そんなぼくの愛する水族館ですが、そう頻繁に行けるわけでもありません。
とくに最近行けてなくて悲しいです。
ということで、むかし撮った写真をときどき見返しては慰めとしております。
それはいいとして。
以前名古屋の水族館で撮った、ちょっと珍しい写真を見つけたのでご紹介しておきますね。
このノートの下にその写真を載せますが、世界最古の潜水服(のレプリカ)なんだそうです。
いいですね、昔の潜水服。
ロマンがあります。
聞くところによると、海の95%は未知の領域なんですってね。こんなに近くにあるのに、宇宙よりも調査が難しいのだとか。
深海。そこは光の届かぬ超高圧の世界。
人の生存を許さない世界。
それでも、人は征くのです。
危険を顧みず、自分が招かれざる客だと知っていても。
それが良いことなのか悪いことなのかは、ぼくにはわかりません。
ひとつの業だなとは思います。
一方で、そこが人の愛しさだとも思います。
現代の感覚からすれば「こんなので潜ろうとしてたのか……!」となりますが、かつてこれに命を預けて海へ飛び込んだ勇者がいたと思うと、なんだか胸が熱くなりますね。
すみません、また説明が長くなりました。
ご覧ください、世界最古の潜水服です。
名前が付いてなかったので、便宜上こう名付けました。
左:【拷問淑女】ゾルゲ伯爵夫人
右:【深海処刑人】アビゲイル
