先日長編を書き上げたばかりですが、早くも次の作品のコンセプトが頭の中で勝手に出来上がってしまいました。
その名も、「意味が分かると切ない話」です。
「意味が分かると怖い話」ってよく聞くじゃないですか。それの切ないバージョンです。
例年通りカクヨムコンにホラー部門があるなら、今年はこいつで勝負しようと思っています。
形式は短編連作にしようかなと。それも初の試み。
キャッチーさを大事にしつつ、読者さんの涙の最後の一滴まで搾り取るようなめちゃめちゃ切ない話を考えたい。フリはホラーっぽくしつつ、真実を知った瞬間にどっと切なさが押し寄せてくるような。
ホラーも切ない話も書いてきた自分だから書ける作品だと思っています。自分の強みを最大限押し出したい。
これから3ヶ月かけてじっくり準備していきます。ようやく寒くなってくる季節を楽しみにしていてください。
話は変わりますが、最近あるプロ作家さんの話を聞いていて、なるほどと思ったことがありました。
小説家になるために必要な進路は何ですかという話で。大学がいいのかとか専門学校がいいのかとか。
その答えは、「まったく関係ない」ということです。
実際にプロの作家になった人はいろんな人がいて、昔ホームレスだったり、過去に犯罪を犯した人などもいるようです。
いろんな職業に就いていた人や、高卒でもう働いている人だったり。
ただどんな生き方をしてきたにしろ、プロの小説家になれた人には必ず同じ共通点がありました。
それは、「小説を書いた」ということです。
そう。あたりまえかもしれないけど、小説を書かなければ小説家にはなれないのです。
小説家になりたいなりたいと口では言いながら、全然小説を書かない人って結構いると思います。
僕は小説家になることは決めているので、とにかく書き続けます。
書いて書いて、日の目を見るまで書き続けます。
この成果が報われる日が今から楽しみです。