小ネタ集「その1」が無いのにいきなり「その2」と名づける横暴さ。FF10の「ジェクトシュート2」の発想です。さまぁ~ずの番組「モヤモヤさまぁ~ず2」の発想です。
というわけで現在連載中である『恋グラ』の、直接ストーリーとは関係のないどーでもよさそうな小ネタをいくつかご紹介します。
1.主人公の自転車「シルバー」は、スティーヴン・キングの大作『IT』から拝借している。
『恋グラ』の主人公優牙は、自分の自転車に「シルバー」という名前をつけて呼んでいます。これは単に作者の気分で決めたのではなく、元ネタがあります。それが上記の『IT』なのです。
『IT』は、仲間たちとともに町の地下に潜む怪物と対決するホラー小説です。文庫本で4冊もある大作。少年時代と大人時代で二度対決します。
この『IT』の中で、主人公の少年だったか誰かが、「はいよー、それ行け、シルバー!」みたいな掛け声を上げるシーンが多々ありました。シルバーとは乗っている自転車のことです。これがなんだか勇気を振り絞る時の合言葉みたいな感じで何度も出てきて、僕の印象に強く残っていました。
『恋グラ』の優牙が自転車に乗るシーンで、なんとなくこの「シルバー」が連想されて、そのまま名前を引き継ぐことにしたのです。名前をつけることで地の文でも自転車のことを「シルバー」と表記でき、主人公の相棒感が出て気に入っています。
ちなみにスティーヴン・キングは『IT』や『スタンド・バイ・ミー』など、少年たちを描くのが上手いなあという印象を僕は持っています。『学園ミステリ大賞』に応募されている他の方の作品にも『スタンド・バイ・ミー』についての記述があって、なおさら思いました。
2.主人公の名前「優牙」は、騎手の「川田将雅(ゆうが)」ジョッキーから取った。
単純に「ゆうが」という響きがかっこいいと思ったんですよね。
『恋グラ』の主人公は子供でも大人でもない狭間で揺れる刺々しさみたいなものを表現したかったので、名前に「牙」を入れてそれを印象づけました。ただ尖っているだけでなく、優しさも与えたかったので、「優牙」という漢字に。
この名前にしたことで一つ困ることがあって、それがキーボードで「ゆうが」と打って変換させても「優牙」が出ないことです。「ゆう」で変換して「優」を出してから、「が」を打ってまた変換しないといけないので、手間が多いんです。作中で一番登場回数の多い名前なのに変換が面倒という。まあでも、子供は手がかかるほど可愛いですしね。小説は自分の子供みたいなものだ。
3.「レッドフード」は「バンクシー」みたいなもの。
作品のログラインをわかりやすくするために、強い「ワード」が欲しかった。『ONE PIECE』で言う「海賊王」みたいな。『NARUTO』で言う「火影」みたいな。「カレー」で言う「福神漬け」みたいな(そうなの?)。
『恋グラ』ではそのキーワードを「レッドフード」にしました。「バンクシー」ほどではないけど、巷ぐらいではそこそこ有名なグラフィティ(落書き)を描く人間の偽名のつもり。通り名と言うほうが近いか。
なぜ「レッドフード」という名前にしたかというと、ストーリーを考える時に『殺戮のダークファイア』を書く時にも参考にした神ゲー『ソウル・サクリファイス・デルタ』に登場するレッドフードというキャラクターを参考にしたためです。
このレッドフードの話が、めちゃめちゃ切ないんですよね。『恋グラ』のストーリーともリンクする部分があり、登場人物に赤いパーカーを着させようとも考えたので、「レッドフード」にしたのでした。
4.本日第一章を書き終わりました。
最後は小ネタではなくただの近況でした。本日書き上げた一章の最終話は7月9日に投稿される予定です。このエピソードは気合いが入って文字数が多くなりました。このエピソードまで読めば、ある程度どんなストーリーの作品なのかわかると思います。ミステリーかどうかはともかく、読んでくれる人の期待を裏切らない出来になっていると思います。
期間内に(できたら1週間ぐらい余裕を持って)書き上げるためにも、できるかぎり2日に1回の更新を保っていきたい。最新話まで追ってくださっている方たちもいらっしゃって、とても力になっています。感謝感激雨アラレちゃんです(キーーーン!)。ぜひ尻を叩いていってやってください。
それでは、次回『恋グラ』小ネタ集その5でお会いしましょう(?)。
7月の奇数日、17時に更新中。