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話題の文芸誌『GOAT』買ってみた

『ほんタメ』っていう、本に関する情報や感想などを発信して読者人口を増やすことに一役買ってくれている、作家にとってはとてもありがたいYouTubeチャンネルがあります。僕もちょくちょく観ています。

 その『ほんタメ』で、先日『GOAT』という小学館の文芸誌についての紹介がありました。『ほんタメ』のMCたくみさんとあかりんが小学館の編集部に出向いて『GOAT』制作の裏話もたくさん聞くことができました。面白かったですよ。出版社の編集者さんの職場ってあんな感じなんだって知れたし。

『GOAT』は、カジュアルかつ「紙の本」であることをウリにしている文芸誌で、本の装丁などもとても凝っています。半年に一回のペースで刊行され、この12月に3号が発売されました。文芸誌としては異例の売り上げを記録しているらしい、今話題の文芸誌です。

 買ってきましたよ。紙の本買うのは久しぶりだ。

『GOAT』は近くの本屋さんには売ってなかったんですよね。ただ今年最後の近況ノートにはこのネタを使いたかったので、吉祥寺のジュンク堂まで行ってきました。ネットで買ってもいいんだけど、本屋さんにも行きたかったので。

 吉祥寺って、なんかたまに歩きたくなる時があります。とくに目的もなく。
 僕の小説に出てくる池のある大きい公園って、だいたい吉祥寺の井の頭公園をイメージしています。去年僕が書いた『夜陰-YAINN-』の主人公とフランス人形の女の子がスワンボートに乗っているシーンとか。

 吉祥寺のジュンク堂は、コピスっていうデパートっぽい商業施設に入っています。僕は天性の方向音痴なので、早速駅からの道順を間違えてやたら遠回りしてから辿り着きました。それとデパート入る時って、なんか緊張するんですよね。僕がいると場違いみたいで。結構苦手です。高所恐怖症なので、エレベーターのちょっと浮く感じも。

 吉祥寺のジュンク堂は、さすがにバカでかい池袋本店と比べると見劣りしてしまいますが、それなりに大きかったですね。

『GOAT』はすぐ発見しました。店頭の目立つ場所に平積みされ、大きなPOPも設置されていました。さすが話題の文芸誌。

 ついでに自分の本も探してきました。以前アンソロジーで載せてもらった『5分で読書』のやつ。ただそれは見つからなかったですね。そもそも『5分で読書シリーズ』が置かれていなかった。残念。

 家に帰って、早速『GOAT』をべたべた触ってみました。表紙だけでなく中身の色使いなども凝られてて、ぺらぺらめくっているだけでも楽しいです。
 そしてたったの510円。やっす! 週刊少年ジャンプぐらい分厚いのに。ジャンプはもっと安いけど。
 利益よりも「読者人口を増やす」手に取りやすいことが念頭に置かれた文芸誌です。みなさまも手に取ってみてはいかがでしょうか。


 さて、明日からカクヨムコンホラー部門に応募している短編集『ボーダーコリーと49日』の三つ目のお話、『サラリーマンと4番通路』の連載を開始します。全8話。12月31日まで毎日1話ずつ投稿されます。
 そして今日、四つ目の短編の発想が降ってきました。今のところのタイトルは『少年少女と牢獄』です。まだ1文字も書いていませんが、おそらくこの短編集の中で最も読むのが辛く心を抉るような内容になると思います。悪夢を利用したダークファンタジー風物語。来年1月の投稿を目指してやっていきます。

 それではみなさま、今年もお付き合いくださりありがとうございました。
 良いお年をお過ごしください。
 来年またお会いしましょう。Enjoy your novel life.

2件のコメント

  • 吉祥寺は本当に素敵な街ですね。私の父は、長年にわたって井の頭公園のほとりでトンカツ屋を営んでいました。近くには大学のキャンパスもあり、都会とは思えないほど豊かな自然が残っています。
  • 吉祥寺のトンカツ屋さん、って聞いただけですごく美味しそうですね。井の頭公園は都民の憩いの場所です。
    お洒落で、都会の賑やかさもあり、自然もあり、良い街ですよね。
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