今日はある本のご紹介です。カクヨムで活動されている方の、自費出版本です。
作品タイトルは『沈黙の竜姫』。RPGのプレイから着想を得たという、600ページ以上に及ぶ大ボリュームのファンタジー小説です。
ユーザーさんの近況ノートのほうでは、自費出版に関するあれやこれやの裏話が書き綴られています。なかなか体験できることではないので、自費出版に興味のある方はそちらも覗いてみてはいかがでしょうか。
瑞樹さんのユーザーページ
https://kakuyomu.jp/users/MizukiOhara 僕は瑞樹さんがカクヨムに投稿されている『深海の歌姫』という人魚を題材にした作品を読んで、とても丁寧な文章を書かれる方だなと思いました。それでいて、エンターテインメント作品としての構成をしっかり仕上げられているのが印象的でした。
『沈黙の竜姫』でもやはり、小説らしい丁寧な文体。厚みはあるけど、読みやすい。紙の本で読むのがしっくりくる文章で書き綴られていました。
自費出版ではあるけれど、自身の作品が書籍として製本され、書店に並ぶという体験は、特別なものかもしれません。
これまでにも何度か書いてきましたが、僕が通っていた小説の専門学校の先生がこのような話をしたことがあります。
「小説家は儲かりません。それに、ものすごく大変です。ただ、自分が想像して、表現したものが、誰かの手に渡って、その反応がダイレクトに返ってくるようなことは、他の職業ではなかなか体験できるものではありません。小説家は大変です。ただ、やりがいはあります。そこに人生をかけるほどの価値が」
僕自身はとてもあっさりしている人間、自分の作品が書籍になっても「そりゃそういう話になってるんだから本屋さんにだって並ぶだろ」ぐらいにしか思わない甲斐無し人間なのですが、自分の作品が本になるという感動を喜ばしく思う人は多いと思います。
「いやあ。小説って、本当にいいものですね」
最後は水野晴郎さんのお言葉を少しお借りして締めてみました。