今書いている安倍晴明の話は(なんだかんだ書いてはいたが、シナリオがバッサリ変更になって没になったため)一話ちょいしかできてねェーーッ!
なのでずっと前書いた大正時代恋愛もの(?)をしばらく載せていきます。
タイトルは『ソウル・ラバー・ソウル』。
(紹介文)
――死んだあの人にまた逢えたなら、と彼は想い。
死んだあの人に成り代われたら、と少女は想った――。
亡き恋人を想う華族の青年が呼び寄せたのは、地方から来た霊媒師の少女。
少女は彼の恋人の霊をその身に降ろし、青年は亡き人とつかの間の語らいを楽しむ。
しかし、少女自身もまた、青年に恋してしまった。
そして少女は青年を謀(たばか)る。亡き人の霊を降ろしたふりをして、自分自身が青年との逢瀬を味わおうと。
疑わしげな眼差しを向ける青年の弟、少女を後押しする召使の女性。
様々な思惑の中、少女は愛する青年を騙し続ける。
大正時代を舞台に描く、少女と青年と、死人との恋愛譚。
――少女霊媒師は、謀(たばか)りながら恋をした――。
……と、こう書くと面白そうなんですけどね!
自分の中では納得いってない話なのです……正直これは「自信作の一群」と「人様にお見せするようなものではない話の一群」の間にある……!
まあ一応、ネットに小説を載せる準備をした頃にこれも準備したやつ(ルビをネット上の様式に合わせたりとか)なので! 他に載せるものも今はないのでぼちぼち載せていきます!
雰囲気はしっとりしててすごくいいと思うんですが。オチが正直ちょっと弱い……。
まあこの話も頑張って書いたので、その上で「ちょっとアレだな……」と気づけるぐらいに成長したのだということにしておきます! その成長ぶりを噛み締めるためにも載せるぜー(?)!
ただ、この話って原稿用紙290枚分位なんですが。
大体の公募(長編)って300枚前後を求められるんですよ。で、私はその長さがあるいは苦手なのか、何度かその長さのを書こうとしては挫折してたり。そして今も悪戦苦闘しています。
教えてくれ過去の私ー! どうやってこのちょうどいい長さの話を書いたんだーー!!?
まあ、考えてみたら他にも300枚前後で書いてるのもある(『喪失迷宮の続きを』と『かもす仏議の四天王(一ノ巻のみでカウント)』)ので。トライ数から数えたら、二分の一の確率ぐらいで形になっているのである。ならまあ、挑戦する甲斐もあるか。