小説投稿サイトはどこもライトノベル系がメインで自分の作風には合わないのではないか、とは常々思ってますが。探してみたら、ラノベ系でなく一般文芸メインの投稿サイト「ステキブンゲイ」があったので、そちらでも活動することにします。
ついでに「ノベルデイズ」「nolaノベル」にも登録。
ノベルデイズはライトノベル系+一般文芸な印象を受けましたが、まだちょっと分かりません。nolaノベルは女性向け作品がメインっぽいですが、協賛誌編集部のタグをつけておけばその編集部が見てくれるかも、というのが他のサイトにはない魅力か。女性向け雑誌+少年漫画誌(漫画原作を募集)の編集部が多かったかな。ちょっとこちらは自分の作風とは違うかも。
とりあえず9月から一ヶ月か二か月、すでに書いたものを毎日投稿してみて、手応えがあれば続けるという予定で。
別に「読んでくれねーなら書かねー!」ってワケではなく、書きたくて書いてるのですが。読んでくれる人が多い方が嬉しいというのも本音ではあります。
……カクヨム上ではよっぽどの長期掲載分以外PV2ケタである。読まれることを目的とするならとっくにぶん投げている数字である。手応えがあれば他のサイトでもやるとか言いましたが、実はそもそもここに(数字的には)手応えがないのではないか……!?
まあその辺はいいとして。今カクヨムに書いてる『狐人と物狂いの帝』これは凄いぜ! 全然読まれてないけど!
安倍晴明ものなのはいいとして、準メインキャラの一人「陽成上皇」この人を準メイン以上に据えて小説を書いた人間は(私の知る限り)プロアマ問わず誰もいない! 研究書ですら3冊しか見たことない! こんな掘り下げがいのある人物を皆放っといたというのか!
暴君と呼ばれたこの男は結局のところ何も成しておらず、生きてるときも死後も放置プレイ状態なのである。
私が書いてやらねばあまりに甲斐が無い。
——悔しかっただろう? お前。寂しかっただろう? お前。誰にも顧みられず誰にも理解されなかっただろう、お前。
——私と、同じにな。
さあ共に暴れようではないか、主役の安倍晴明など知ったことではない、歴史も道理も構うものか。気に入らぬもの尽く壊し尽くそう。
——歴史上のお前にもしも力があったなら、必ずそうしたかったはずなのだ。私は説話でそれを書こう。
ただし、立ちはだかる安倍晴明もまた歴史上ではなく説話上のそれだ、彼によって物語は歴史の範囲に収束されてゆくだろう。
それはそれで、お前を救うことになればいいと私は希望している。
安倍晴明の方も「まつろわぬ者」「説話としてのリアル」としての解釈であって、誰もこの解釈で書いたことはないはずである。
よって、非常に価値ある作品なのであるが。
問題は、さっぱり誰にも求められていないということである。
これに価値があるのか? と問われると非常に困るが。
もちろん価値はある。