これにて、「曽根崎アンヌ編」はおしまい。次回からは、「加賀山代温泉編」が始まります。
🔴「💞霊視する女子大生の禁忌録」、
https://x.gd/HDGIY💞民俗学調査で暴かれる血塗られた因習、首に咲く怨念の顔、血族で交わる村、その禁忌を直視しないで。
🔵曽根崎アンヌ編
第1話 人面瘡
https://x.gd/QxCIG 第2話 僻地の落人村
https://x.gd/ZSJQl 第3話 狐の憑婚
https://x.gd/oQcFcd 第4話 省吾の告白
https://x.gd/Nq5DgJ 第5話 狐落とし1、具体的にどうするの!
https://x.gd/Zgere 第6話 狐落とし2、成仏するとでも思ったか?
https://x.gd/yERna 第7話 狐落とし3、良く言いますわね
https://x.gd/8hMqt※夢魔に関しては、
🔴「💞霊視する女子大生の禁忌録外伝」、「華陽の影、九尾の呪い」「華陽の影、夢魔への屈服」をご参照下さい。
https://kakuyomu.jp/works/822139843386564019 和室に二人の哄笑が響き渡った。
その時、真理子の目が藍色に輝いた。省吾が怪訝な顔で真理子を見た。すると、真理子は、省吾の顔を両手で荒々しく包み、深い接吻をした。省吾の唇に真理子の冷たい唇が触れ、舌が絡みついた。
省吾は驚いて真理子を押し戻そうとしたが、真理子は省吾にしがみついた。真理子の体から何かが抜け出るのを感じた。真理子の喉がヒクヒクと蠢き、何かの塊が喉を昇って口から省吾の口に移っていくように見えた。
アンヌと恭子にはわけがわからなかったが、女狐の憑神が、真理子から離れ、省吾に乗り移ったのだ。これで、省吾の身体には、男狐と女狐の憑神が二体いることになった。
「『この小娘が言うように、俺達が成仏するとでも思ったか?バカどもめが』ですって?この狐モドキが良く言いますわね」と真理子の声音が元のハスキーボイスに戻った。「『バカどもめが』はあなたたちですわよ。これで、二体仲良く一つの身体に収まりましたわね。私が勝算なくこんなことをするものですか。狐モドキども、あなたたちには見えないんでしょうねえ。このマンションに入ってから、浮遊している霊の存在を」
省吾が女狐と男狐の声音が重複した声で、「小娘、霊などおらんぞ。いるわけがない!」と言った。
「あらあら、『三千年の太古からの付き合いの私をお忘れでしょうか?華陽夫人?』とマイトリーイが言ってますわよ。ご存知でしょう?古いお付き合いのインドの夢魔を?『長い眠りについていたら、お前の気配を強く感じて、私はここに引き寄せられてきた』のだそうですわ」
再び真理子のハスキーボイスが妖艶な女性の声音に変わった。髪が逆立ち、顔立ちが少女から熟女のようになった。