🔴「霊視する女子大生の禁忌録」、第1話 人面瘡

🔴「霊視する女子大生の禁忌録」、https://x.gd/HDGIY
💞民俗学調査で暴かれる血塗られた因習、首に咲く怨念の顔、血族で交わる村、その禁忌を直視しないで。
 第1話 人面瘡
 https://x.gd/QxCIG

「マアちゃんが佐藤に出会う二年前、大学四年生の頃のこと」
「それが、マアちゃんが佐藤和人と出会う、二年前の春の出来事だった。」
と書いてあります。佐藤って誰?とこの話だけではわかりません。それは、この話のずっと後、佐藤との出会いで描かれます。お待ち下さい。


 マアちゃんは、「それが……瘤になって取り憑いたのか……」と頷いた。
「最初は小さな腫れだった。でも、毎日『お前が殺した』って囁き続けて、瘡はどんどん大きくなってしまったというわけなの。彼女の妄想かどうかわからないけれど、夜、凛音が寝ると瘡が『もっと……もっと苦しめ』って笑っているって」

 マアちゃんは静かに息を吐いた。「因果応報って言葉、ありますよね。凄惨なことをした人間は、報いを受けなきゃいけない。そうじゃなきゃ、霊は満足しない。私が無理に引き剥がしても、美月は別の子に取り憑くだけ。それに……もう、瘡と凛音の体は一体化し始めてるようです。切除しても、瘡だけが生き残って、新しい体を探すだけです」

 曽根崎は拳を握りしめた。「……何もできないの?」

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