日八日夜八夜

戦のあとには、あれが来る 火を授けた骸を従え 葬列を成して消えてゆく 土から産まれ 涙に濡れ 火を宿したがゆえに その肌は白磁のごとく あれは送り香 送別の火 ゆえに阻むこと…

俺が通っていたヤンキー高校には、色々な武勇伝を持つ先輩がいた。 中でもいちばんヤバいのは、ジョーさんだ。 あの人は“幽霊を殺した事がある”らしい。

おとろしはささやいた。 「ころしてやる」 ころしたいほど、うらんで。 さあ、腹を満ちさせておくれ。

俺が応援のなんたるかを教えてやる！

異世界ファンタジー。近年において爆発的なブームを巻き起こしているジャンルだ。 青空を見上げれば、どこかの異世界の空が舞台の広告が浮かび、街角の書店には煌びやかな異世界の表紙が並…

感染症は終息していない。ただ、閉塞感から逃れたいだけだ。 もう聞いてしまったあなたは手遅れだが。

とある母親の体験談と、とある子供が見たものの話。

山の麓、静かな沼のほとりで、少女はただ糸を垂らしていた。 病に伏した母を救うため、彼女が狙うは「くじら」。 だがその日、釣れたのは、喋る、生首だった。 曰く、元は勇者。 曰く、…

生まれつき心身が不自由な喜助が、突然学校に乗り込んで子どもを連れさった。喜助は追い詰められ、村の男衆に殺されてしまう。 喜助の謎の行動の意味とは。

ベトナム生活はとても楽しく充実しており、特に楽しかったのはベトナムの子どもたちに日本語を教えることでした。そんな楽しさの一部をお伝えできたらと思い書いてみました。ぜひ読んでみて下…

会社を辞め地元に戻ってきた松倉遼介が、地元の中学時代の友人である、美橋貴市、緒川沙月、萩原文樹とともに、飲んだ帰りに思い出の旧校舎へ向かう。 ひょんな出来事から、旧校舎は怪異に…

スーパーの中で見つけた『ご協力ください』とだけ書かれた募金箱、その中には金ではないものが入っていた。 という感じの話です。

『格安で最高の旅の物語が体験できる』というチラシに引かれ、男は幻想旅行社という旅行会社を訪れる。しかしそこは客が希望する旅にあった本を提供する、物語旅行の企画会社で……

とある男の奇怪な独白 ※この物語はフィクションです。

暴力的童話です。 第二回大暴力小説大会（テーマ：二の舞）参加作。

感じるまま 心の赴くままに （過去作品を書き直しました。一度お読みになった方があるかもしれません。）

蝶は飛ぶ。 森を抜けた先にある場所を目指して。 そこでは一人の娘が、愛しい相手の復活を待っていた。 しかし、それは叶わぬ願い。 何故なら……。 ※小説家になろう、ノベルアッ…

紅葉広がる田舎道。 １台のバイクがバス停横の自販機の前に停まる。 そこで出会うバイク乗りの男と、バス停でバスを待つ老婆。 取り留めのない会話を交わす二人。 そこに現れたの…

大々的には表に出せない怖い話を紹介します。

隣に住む佐鳥さんは天使みたいにかわいい。 こっそり彼女の日常を盗撮してしまうぐらい。 もちろん、こんなこと本人に言えるはずもないけど……。 アパートのお隣さん同士が引き起こす、掌…

その声を聞いた者は、もう逃げられない。 神話の時代から「禍津神が集まった場所」と伝えられる山間の町、くろみね市。 過疎化が進むこの町に、一人の少女が転入してきた。 彼女が持ち込…

『鳴り忌み』に登場する早瀬凪。彼の少し頼りなくも優しい佇まいの裏には、幼い日に経験した忘れ得ぬ出来事があった。 幸福な菜の花畑の記憶と、全てが一変した夜。両親を失い、四歳で瑞風堂…

深い森から 広い海へ

あれは、俺がまだ小学生だった頃の話だ。 冬にはすっかり雪に埋もれる豪雪地帯の 古い山寺の次男坊に生まれた俺は、二つ 年下の弟と一緒に身の毛もよだつ恐ろしい 体験をした。山の崖下に…

図書館に彼は生まれた。図書館で彼は生きた。言葉のみと触れあう、ひとりだけの世界。生涯でだれとも出会わなかった。

風と空さん自主企画 お題『空模様』 https://kakuyomu.jp/user_events/16818622173503855296 ＊この物語はフィクションです

大名行列（だいみょうぎょうれつ）は、大名が公用のために随員を引き連れて外出する際に取る行列のこと。参勤交代における江戸と領地との往来が典型的な形態である。その様相は、各大名家の石…