焼き菓子の甘い息が
冷めきらないカップとともに静かな部屋を満たす
さっきまでの笑い声だけが
空気の奥でまだ震え
置き去りにされた時間のように薄く揺れていた
いまここに在るのは
不在の誰かを想うまなざしと
敷居を跨いだばかりのふたつの背中
胸の奥でざわめく虫の囁き
柔らかな光と香りの底で
〝死〟の気配だけが微かな影となり──
誰にも気づかれぬまま
日常という薄い膜を内側から静かに撓ませてゆく⋯⋯
紅蓮の嚮後 〜桜の鎮魂歌〜
第335話 甘き香りと、虫の囁き
明日、1月6日 朝6時15分頃──公開🌸*・
日常をじわりと侵食してくる
サスペンスの香りって⋯⋯
良きですよね(*´罒`*)ニヒヒ♡
明日の朝
お楽しみいただけたら幸いです(*´︶`*)ノ🌸
よろしくお願いいたします!!!
