豪奢な夜会を呑み込んだのは
喝采ではなく
血と氷の静寂だった──
怒りに灼かれた春は
なおも命を芽吹かせながら
触れるものすべてを滅びへ誘ってゆく
その暴走を前に
誰かは刃となり
誰かは冬となり
誰かは祈りとなって
ひとつの命を繋ぎ止めようとする
救うとは
傷つけぬことではない
愛する者の未来を守るため
その痛みも罪も
自らの手に引き受けること
凍てつく空気の奥では
温もりさえ圧し潰されながら生まれ
沈黙の底では
なお消えぬ怒りが脈打っている
崩れゆく大広間に降る
紅と白の花弁のなか
残酷さの最奥でしか生まれ得ない慈悲が
砕けた春を抱きしめるように
冷え切った世界へ
かすかな灯をともしてゆく──
紅蓮の嚮後 〜桜の鎮魂歌〜
第365話 春に捧ぐは琥珀の慈悲
本日、18時15分──公開🌸*゜
少し気に入りませんが
ポリシーにとても細かいChatGPTが捻出した
奇跡のイラストでした笑