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モヤッとする広告


 AIを使って業務効率を図るという広告を、オフィスビルなどで山ほど見かけるのであるが、そのうちの一部にいつもモヤモヤしている。

 どういうことかというと、こんな感じだ。

 登場人物は恐らく上司と部下の関係の2人。
 前者は昔気質の中年男性、後者はフレッシュな若者という感じだ。ここの若者は広告によって、男性だったり女性だったりする。
 2人が廊下ですれ違う。
 上司は部下に「さっきの〇〇案件の打ち合わせ、どうなったのかまとめてくれる?」と声をかける。
 部下は振り向くことすらなく「もう(サービス使って)終わってます」と通り過ぎる。
 不敵に微笑む部下の後ろ姿を見て「すごいのね」みたいな反応をする上司
 サービスの名前や動作映像が流れて終了


 うーん、モヤる。

 伝えたいことは分かる。

 議事録を書くのは面倒、それが一瞬で片付く。
 わざわざ頼まれるまでもなく終わっているということだ。
 上司に失礼だろとは思うが、まあ広告の演出としてこれも飲み込める。

 どこにモヤッてるかというと、仕事に対する扱いみたいなところだ。
 言っちゃナンだけど、仕事ってしつこい油汚れとか老廃物とかそういう風に捉えられてんの? ってことだ。

 議事録作成が雑務に入るかどうかは別として、片付けることそのものが目的になっちゃってない?と思ってしまう。
 AIに仕事を丸投げしちゃダメよと言われてる理由は、簡単に言えばAIは外側だけを見繕うからだ。内側に対しては正解っぽく仕上げる。その「正解っぽさ」は正解とイコールと限らない。

 秒で仕上げてくるのは結構だけども、それで肝心な結論が全然見当違いな内容になっていて、それがもとで詰められた時に「AIでやったんで〜……」なんて言えやしないということだ。

 まあそういうのも見越して、広告の右下には「※イメージです」とつけてあるんだろうけども。

2件のコメント

  • 同じモヤモヤを抱えておりました。見事に言語化していただいた感じです。
  • コメントありがとうございます。
    なんかこうモヤるんですよね……実際は「セルフチェックしてね!絶対だよ!」とついてはいるんでしょうけど、そういう問題なのかなってことですね。

    映えを狙ったんだと思うんですが、若者側はあんまりやりたくない、少なくとも価値をあまり感じていなかったんだろうな、って邪推しちゃうというか。

    なんか「担当の〇〇さんはこんな意図で言ってたんだ!」とか「ここがちょっとマズかったのかな」とか、前向きな取り組みを支援するための活用なら分かるんですよ。
    これだと「自分にはもっとふさわしい仕事があって、それに時間かけたいんです。なんでこういうお約束みたいなモンはさっさと片しときますね」みたいな見え方になるというか……
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