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「余白の声」第21話 制作後記

 私はこれまで、創作において「政治的な話題」はなるべく避けてまいりました。

 ただ、今回はどうしても触れざるを得ませんでした。

 4月25日。
 福知山線脱線事故の日。

 6月23日。
 沖縄戦終結の日。

 それぞれの場で起きた、追悼の場におけるヤジや政治的主張の持ち込みに、私は強い違和感を覚えました。

 4月25日は、当時の請負社員として。
 6月23日は、沖縄出身者の息子として。

 そして、1月17日。
 1月24日。

 これらの日付もまた、私にとっては「忘れてはいけない日」として刻まれております。
 後者については……どうか、お聞きにならないでください。

 政治的な意見を持つこと自体を否定するつもりはありません。
 主張があるなら、語ればよい。
 怒りがあるなら、示せばよい。

 ただし。

 慰霊の場。
 追悼の場。
 死者を悼むために設けられた場所。

 そこを、自身の政治的主張を掲げるための足場にしてほしくないのです。

 ……やるなら、よそでやれ。

 今回、書きたかったことは、その一言に尽きます。

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