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秋定弦司
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エッセイ・ノンフィクション
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「余白の声」
「誰にでもできる仕事」とは、果たして誰の視点で語られた言葉なのか。
本作『余白の声』は、障害者であり福祉職員であり、かつて警備員・劇団員として現場に立ってきた筆者が、自身の経験と怒りを、冷静かつ痛烈な皮肉と共に綴った〈証言の書〉である。舞台整理という「ささやかな依頼」をきっかけに、無償の善意は搾取へと変質し、やがて当事者は“便利な使い捨ての駒”として葬られていく。その姿は、まるで粛清されたエジョフのように――。
しかし本書の本質は、単なる告発や復讐ではない。底辺労働と呼ばれる現場の中にある「誇り」と「矜持」、そしてそれを平然と踏みにじる構造への批評である。
「簡単な仕事」はない。「感動」は剥き出しの差別心の包装紙に過ぎない。「虫ケラ以下」と見なされた人々が、この社会を支えている――。
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8月4日
に更新
2025年10月1日 00:10
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作者のおすすめ順
#1
「余白の声」第6話「高所作業車の上の民主主義」
/
秋定弦司
「政治に文句があるなら、税金を払ってから言え」――もっともらしいその言葉の裏には、何が隠れているのか。借り物の高所から他人を見下ろす者へ、慇懃無礼な語り手が静かに問いかける。
★0
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
1,752文字
2025年10月1日 00:12
更新
政治
皮肉
慇懃無礼
社会批評
民主主義
貧困
納税
格差社会
そのご高説、どなたの足場から?
秋定弦司
#2
「余白の声」第7話「言葉が壊れた日」
/
秋定弦司
信じていた言葉が、ある日、静かに意味を失った。 善意、思いやり、心配――人を支えるはずの言葉が、なぜ誰かを傷つけ、沈黙させてしまうのか。 これは怒りでも、復讐でもない。…
★0
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
779文字
2025年11月11日 22:24
更新
沈黙
人間関係
善意の押しつけ
信頼崩壊
言葉の暴力
心の傷
燃えた橋の向こうで、言葉の死を記録する。
秋定弦司
#3
「余白の声」第8話「隠せるものなら隠したい」
/
秋定弦司
「甘えている」「逃げている」「薬に頼るな」――。 事情も、症状も、その人が一人で耐えてきた時間も知らぬまま、善意や正論を装って投げつけられる言葉がある。 これは、病や障害へ…
★0
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
1,466文字
2026年7月24日 21:32
更新
当事者の声
偏見
無理解
善意の押しつけ
生きづらさ
心の病
黙っていてくださいますか。
秋定弦司
#4
「余白の声」第9話「私信――終止の記録」
/
秋定弦司
長く続いた関係には、確かな恩も支えもあった。 けれど、積み重なった言葉は少しずつ尊厳を削り、やがて二人の関係を支え合いではなく、互いを摩耗させるものへと変えていく。 こ…
★0
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
1,350文字
2025年10月12日 22:55
更新
人間関係
尊厳
言葉の暴力
信頼崩壊
決別
絶縁
感謝を残したまま、関係に終止符を打つ。
秋定弦司
#5
「余白の声」第11話「中立」という言葉が免罪符になるとき
/
秋定弦司
どちらにも属さず、どちらの側にも立たない。 けれど、中立であることと、何も判断しないことは同じではない。善意、沈黙、そして越えてはならない境界。その違いを、静かな言葉で明確…
★0
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
638文字
2025年12月28日 04:42
更新
沈黙
意思表示
境界線
中立
管理責任
善意
中立とは、何もしないことではない。
秋定弦司
#6
「余白の声」第12話「音が止んだあとで」
/
秋定弦司
小さな貯金箱に、初めて響いた一枚の音。 その喜びは、少しずつ人を呼び、やがて思いもよらない形へと変わっていく。 作り手が望んだのは、立派な箱でも、大きな価値でもなかった。…
★0
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
991文字
2025年12月29日 13:48
更新
寓話
善意
信用
裏切り
破壊
決別
ご安心ください。信用はもう残っておりません。
秋定弦司
#7
「余白の声」第13話「沈黙に至るまで」
/
秋定弦司
時刻、出来事、言葉――すべてを記録する人物がいる。 それは執念ではなく、業務を支えるために身についた習慣であった。 しかし、助けを当然とされ、事実と異なる指導を重ねられ、訴えて…
★0
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
1,107文字
2025年12月29日 15:10
更新
沈黙の抵抗
職場
人間関係
告発
業務記録
事実誤認
ご安心ください。すべて記録済みです。
秋定弦司
#8
「余白の声」第14話「聞いていた人の話」
/
秋定弦司
事情を抱えて職場へ来た、ある人物。 その境遇に同情し、繰り返される言葉に耳を傾け続けた語り手であった。 だが、誰かの苦しみに寄り添うことと、そのすべてを受け止め続けること…
★0
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
849文字
2026年1月3日 06:04
更新
職場
告発
傾聴
心身の消耗
善意の限界
感情労働
あなたの怨嗟を聞き続け、私は壊れた。
秋定弦司
#9
「余白の声」第15話「聞いていない」
/
秋定弦司
評価、承認、期待、実績。 創作を語る言葉は、ときにもっともらしい形で他者の基準を押しつけてくる。 続ける理由も、満足の線引きも、本来は手を動かした本人が決めるものである。…
★0
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
1,076文字
2026年1月10日 00:47
更新
創作論
評価
承認
権威
価値観
言葉の暴力
その正しさは、誰を従わせるためのものか。
秋定弦司
#10
「余白の声」第16話「測った距離」
/
秋定弦司
ある言葉に潜む選別と独善を見つめながら、静かに距離を取るまでを綴った一篇である。 拒絶でも嘲笑でもない。その判断に至るまでの、冷静な観察と自己防衛の記録。
★0
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
845文字
2026年1月10日 00:48
更新
人間関係
言葉の暴力
距離を置く
独善
静かな断絶
心理描写
距離を測った末、残った名は軽蔑。
秋定弦司
#11
「余白の声」第17話「爆風でいい」
/
秋定弦司
流行や評価に足を止められた創作者へ向けて、結果よりも生成を続けることの意味を問い直す一篇である。 進めない時でさえ、自分の足で立ち続けるための言葉。
★0
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
735文字
2026年1月10日 00:48
更新
創作論
創作活動
試行錯誤
自己基準
継続する力
表現すること
刺さらなくていい。まず、生成を止めるな。
秋定弦司
#12
「余白の声」第19話「停止(ただし断線せず)」
/
秋定弦司
長く続いた圧力の中で、進むことも離れることも選べず、ひとまず停止を選ぶ一日。 最善ではなく、最も壊れにくい道を探すための静かな記録である。
★0
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
624文字
2026年1月19日 19:14
更新
生き延びる
立ち止まる
自己防衛
選択
静かな記録
心の余白
止まることも、壊れないための選択。
秋定弦司
#13
「余白の声」第20話「運転再開。ただし出発警戒」
/
秋定弦司
反応や感情に運転を委ねず、結論を急がない時間を記録した一篇である。 前進でも回復でもなく、次の判断ができる状態を静かに守り続けるための余白。
★3
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
754文字
2026年1月19日 19:16
更新
立ち止まる
自己防衛
感情との距離
継続
静かな記録
余白
進めなくても、運転は終わっていない。
秋定弦司
#14
「余白の声」第18話「戻れる深さ」
/
秋定弦司
「辞める」「逃げる」「戦う」 全部、同じ重さに見えた夜がある。 何も決めなかった一日。 それでも壊れなかった。 沈まないための“深さ”を知る話。
★0
現代ドラマ
完結済 1話
960文字
2026年2月25日 21:45
更新
短編
メンタル
社会人
観測
自己対話
日常の違和感
沈黙
再浮上
異常なし。それは誰の基準だ。
秋定弦司
#15
「余白の声」第1話「タダより高いモノはない」
/
秋定弦司
ある日、警備員である語り手のもとに、公演の場内整理を手伝ってほしいという依頼が舞い込む。 ほんの少しの善意と職業意識から、軽い気持ちで引き受けたはずだった。 しかし、曖昧な…
★0
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
2,387文字
2026年7月14日 21:12
更新
エッセイ
実話ベース
ブラックユーモア
慇懃無礼
安全管理
組織の無責任
善意で始めた手伝いは、いつしか責任だけを背負う仕事になった。
秋定弦司
#16
「余白の声」第2話「重い手旗」
/
秋定弦司
「立っているだけ」「誰でもできる」――。 そんな言葉で片づけられがちな警備員という仕事。見えない場所で誰かの安全を支える者たちに向けられた軽蔑へ、静かな敬語と鋭い皮肉で問い返す。
★0
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
1,318文字
2026年7月14日 21:32
更新
エッセイ
慇懃無礼
仕事への偏見
社会を支える仕事
現場の声
その仕事を笑う前に、足元を見よ。
秋定弦司
#17
「余白の声」第3話「駄作と呼ぶだけの言葉」
/
秋定弦司
ある夜、ひとりの書き手が、自らの作品を人前に差し出した。 完璧ではない。粗もあり、未熟さもある。 だが、それを理由も示さず一言で切り捨てる行為は、本当に「批評」と呼べるのだ…
★0
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
1,784文字
2026年7月17日 21:12
更新
創作論
言葉の責任
誹謗中傷
人格攻撃
怒りの理由
批評
その一言は、批評ですか。それとも……。
秋定弦司
#18
「余白の声」第4話「甘い言葉では共生できない」
/
秋定弦司
「障害は個性」「共生社会」「支援」――。 美しく響く言葉の裏側で、誰かが無条件に善人とされ、誰かが責任を免れ、また誰かが対等な人間として扱われなくなることがあります。 必…
★0
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
3,881文字
2026年7月17日 21:32
更新
対等な関係
支援のあり方
権利と責任
共生社会
障害と個性
善意の欺瞞
「障害」の前に「人」がいる。
秋定弦司
#19
「余白の声」第10話「誰があなた様を裁判官に任命したのです?」
/
秋定弦司
他者を愚かと断じ、語る資格まで選別しようとする言葉がある。 けれど、根拠のない断定も、肩書きを盾にした高説も、議論の代わりにはならない。 これは反論でも説得でもない。 …
★0
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
930文字
2025年11月6日 02:29
更新
言論
言葉の暴力
皮肉
対話拒否
選民思想
生成AI
その独演を、理性はもう審理しない。
秋定弦司
#20
「余白の声」第5話「安全圏から投げられる札」
/
秋定弦司
(本作は戦争・死に関する表現を含みます。あらかじめご了承ください) 何気なく投げられた、ひとつの言葉。 発した側にとっては、冗談や軽口にすぎなかったのかもしれない。 し…
★0
エッセイ・ノンフィクション
完結済 1話
1,271文字
2026年7月21日 21:12
更新
言葉の暴力
人間の尊厳
命の重さ
レッテル貼り
無責任への批判
その勇ましさは、誰の命で飾られている?
秋定弦司