第26話を持ちまして第1部が終わりました。途中、話のストック不足に苦しめられ行進が滞った時期もありましたが、無事中間地点のひとつに辿り着くことが出来ました。これもひとえに、皆様の応援の賜物です。
さて、これからの話をしましょう。まず、第2部についてです。
第2部の開始時期は、現状未定となっています。しかし第一部の終盤を見ていただければ判る通り、執筆意欲が低下したということは御座いません。そんなことにでもなれば、リスペクト元である銀英伝に申し訳が立たなくなる。それだけはあってはなりません。
しかし、それでは何故未定なのかというと、作者はこれから”国家公務員”になる身であり、執筆の為の充分な余暇を得るのが難しいだろう予測しているからです。
様々な紆余曲折を経ての決断です。それをご理解いただけますと幸いです。
ついでに言うならば、実は第二部の内容もそこまでしっかり固まっているわけではありません。あるとすれば、結局第一部の内に描くことが出来なかったパーヴェル伯領の動乱を持ち越す形となったので、それを軸にしたストーリーになるでしょうか。つまり、オルグドフ朝王鬼帝国がメインになるという訳です。
PV数から薄々察していたのですが、帝国側の話は余り人気がありません。何故人気がないかと言えば、やはり描写量の差でしょう。無理もありません、銀英伝ではラインハルト・フォン・ローエングラムとジークフリード・キルヒアイスという名コンビが居たのですから、頽廃した銀河帝国を描写しようともその二人が清涼剤となっていました。
ですが、今作にラインハルトと同じ立ち位置のキャラクターはいても、キルヒアイスに相当するキャラクターはいません。当然です。これは”宇宙提督のボヤキ”であって、”銀河英雄伝説”ではないのです。キルヒアイスはがいればこそ切り抜けてこれたあらゆる問題を、ラインハルト独りが最初からどうにかせねばならないとあれば、いったいどのようにするだろう?というのが本作の着想のひとつです。その結果、私はその着想から来る答えを上手く扱い切れず、王鬼帝国の描写から逃げてしまいました。挙句、第一部で最大の見せ場であった第四章のマルコシアス会戦が不人気となり、私の戦術お披露目会でしかなくなってしまった。これは悔いるに際限なきことです。
宇宙提督シリーズは執筆中に多くのこと(戦術、戦略、歴史、地位などを背景とした価値観の描写)を考えなければならず、そのシミュレートに多くの時日を費やしています。序章が完成したのが(記憶が正しければ)11月18日のことで、そこから第1話完成までに2週間近くの時間を掛けています。比較的速筆を自称する私にしては随分と低速で、しかもその間はあーでもないこーでもないと悩んでいます。これだけでも、この作品が時間と体力を大きく削り出して生み出されていることが判るかと思います。
故に、休止期間中にも第2部の構成をじっくりと練り上げ、逃げ出してしまった課題を解決する糸口を掴みたいと思っています。
さて、そんなこんなで悔恨がありつつ一定の充足を得たところでですが、お報せです。
何と!今年のコミティアに!
出ません。諸事情です。その代わり、来年のコミティアこそは参加したいと思います。その際は「怪異鬼譚:銀獅子」の前日譚「怪異鬼譚:源龍伝」の第1巻及び「宇宙提督のボヤキ」第1巻(=第1部)、更に新構成版「セルゲイとぼく」及び「放課後革命倶楽部コミューン」の抱き合わせ誌の三本立てを構想しています。確実にどこかで無理が出そうだな~とは自分でも思いますが、少なくとも「源龍伝」と「ボヤキ」は既に出来上がっているので、そちらは安んじてお待ちあれ…………といった感じ。
来年の事を言えば鬼が笑うとは言いますが、私はまだ23歳。若いも若いどころじゃない。時間はまだある、と高を括って長椅子に座って足を机に掛けているところです。
書きたいことは他にも山ほどあります。が、一旦ここで終わりにしましょう。
それでは、また。