本作は、戦国という時代を
「英雄の物語」ではなく
「制度と思想が生まれる瞬間」から描く、新たな戦国譚です。
伊賀越えの極限で、
戦国の覇者に語られたのは、
神にも英雄にもならず、
“歯車”として国を回せ、という異端の思想。
それを説いたのは、
坂東武者の雄の血を引く者――
後の南光坊天海。
そして物語は、時を遡り、
戦場を彷徨う一人の“荒ガキ”へと繋がっていきます。
これは、覇道の物語ではありません。
戦国の荒波に呑まれながらも、
己の志だけを武器に生き抜いた、
一人の少年の始まりの物語です。
ここから、新たな戦国絵巻が動き出します。