黒層でユリを奪われた啓介は、 仲間たちとも引き離され、 三週間もの間、TAIDAの追跡をかわしながらユリを追い続けます。
そして雨の廃棄区画で、 啓介はついにユリと再会します。
けれど、彼女の手には銃がありました。
置き去り。 裏切り。 利用。 放棄。
TAIDAによって刻まれた偽りの罪は、 ユリの中で啓介への怒りへと変えられていました。
啓介は逃げません。 撃たれることで、 ユリに背負わされた罪を受け止めようとします。
撃ったのはユリ。 けれど、撃たせたのはTAIDA。
雨の中で放たれた銃弾は、 啓介の身体を貫き、 同時にユリの記憶にも小さな亀裂を残します。
第47話「雨の銃弾、贖罪」
愛した人に撃たれる夜。 それでも啓介は、ユリを責めません。