SNSに目を流していると、やはり恋愛動画が流れてくる。本能を司る幸福が流れてくる。
その経験が無いゆえ、私は気になる。彼ら彼女らは、恋愛をしているとき、どのような気分になるのだろうか。
あの人目をはばかることなく愛を享受している男女は、どのような気分なのだろうか。見苦しいことこの上ないが、きっとあの人たちは桃色の渦風に巻かれているんだろう。だから、幸福という名の砂が二人を覆ってしまって、景色が全部ぼやけているのだろう。
そういったものを見ると、やはり私も負けるものか、と考えてならない。
息巻くが、しかし直接闘いは挑まない。私のできる分野、つまり感性の研磨と吐露では、負けるものか。そう思っていくのだ。
これは嫉妬か?かもしれない。惨めか?かもしれない。しかし、真っ黒な感情が筆を走らせるときもあるのだ。