恋の話をよく聞く。
自然に生まれゆく。
人の優しい煙に触れる。巻かれている。
恋愛論を語る者がいる。経験を語る者もいる。
持ち合わせのない私は、ウンと頷き耳を傾けるのみ。何が楽しくそれを聞くか、分からないまま耳は立つばかりである。
若さとは、つややかな関わりによって証明される。星空を打ち消す街頭のように、周りを照らす輝きのある声が、そこらでこだましている。
それを眺めると、私はとても悲しくなる。
若さ。私はその中で最も若い。
しかし、しおれた花のようにハリのない話題しかついていけない。
これは老化なのだろうか。それとも、怠惰に日々を過ごした私に対する手向け程度の罰なのか。