扶桑・高機動試験機の三号機。開発コードは試製武蔵。頭部と肩部を新造し、更なる高性能の獲得を目指したもの。
パイロットはデンド・ファミリーの特殊サイボーグ手術を受けたキオント・ハーゲイン、感応者も同じ施術を受けたソヴェイ・ルータント。
従来型の肩部外付けスラスターユニットを排したが、アーマー内に高出力スラスターを内蔵することで運動性の低下は招いておらず、むしろ軽量化によって機動力は向上している。
頭部も新型のものへと換装。索敵能力が飛躍的に向上している一方、まだセンサーが最適化されておらず、エネルギー消費が大きくなってしまっている。
なお、リアクターの脚部への分散配置を目指しているも、肝心のリアクターのパワーに問題がある。出力を維持するために小型化しきれていないリアクターを搭載した結果脚部は膨らみ、それを支えるための関節にエネルギーが必要になり……というスパイラルを起こしてしまっている。
リンダの搭乗する高機動試験機のデータをフィードバックした機体で、そこから機動性を引き上げることを目的に設計されている。パイロット主導による追加の改修によって、パイロットと感応者が特殊サイボーグ手術を受けた者に限定されるほど、過剰な加速力を手にした。
武装自体に大きな変化はないものの、キオントの意向でビーム脇差にブーメランとしての機能が付与されている。ビームソードを生成する際の力場を利用して、レーザー通信で回転を制御。ブーメランのように手元に戻ってくるという仕組みだ。
