「怪異と青春 怪談」を含む小説

でっかい後輩女子に懐かれた少年が、現代ホラーを考察します。／ 注：しっかり怖いです。／ 不審者について。 北石町方面（二十日川を跨いだ北側）を徘徊しているとの情報が提供されて…

怪談が苦手な高校生の藤本沙耶は、友人宅の集まりで
「エレベーター怪談を使った謎解きクイズ」に参加することに。 
報酬のため、挑むことになった沙耶だが、
友人たちの恋の気配も混じ…

「旧世与町」では、人ではない「何か」を視る者が多いという── 第二部連載中、完結まで毎日更新。 （一章、落ちる男）世与（せよ）市に越してきた内気な女子高生、ハル。 彼女は高所…

僕の名前は家隠囮（やがくれおとり）。 怪異が視えてしまう――それだけで、人生は十分におかしくなった。 両親と離れ、一人で暮らす新しい家。 でもそこには座敷童の少女、敷（しき）が…

　この文章を見ている人はいるか？ 　聞いてくれ。 　この物語、何かがおかしい。 　ウワサだけじゃない。 　人も。 　会話も。 　行動も。 　そして文章までも。 　何もかもがズレて…

乃戯高学園で亡くなった女性生徒の幽霊が現れて生徒がパニックに—— 私立高校・乃戯高学園ではかつて文化祭になると各学年が演劇発表を出すことが恒例となっていた。 ある年もその準備…

灰間神社にふらっと用事に訪れた美橋。神社で出会った少年との触れ合いや、頼まれた神主へのお使い。その中で灰間神社にカップルが持ち込んだ謎の人形。能天気に神社をぶらつく美橋はいったい…

どこにでもいる平凡な高校生、札内悠斗は入学早々に謎の怪現象に遭遇する。それはS市に潜む無数の怪異たちとの出会いの始まりだった。 怪異を調査する非公認団体「怪談部」として、札内はこ…

そのタケノコは、脈を打つ。 壇ノ浦の海に散った平家の怨念は、竹林の土に染み、今も静かに息づいている。 町外れの竹林――誰も近づかないその場所で、俊はタケノコを掘る。 それは、…

居酒屋で飲んで二軒目に向かう松倉たち、その途中で不思議な女占い師と遭遇する。沙月と萩原が占いを受けてみてから様子が少しおかしい・・・気になった松倉と美橋もそれぞれ占い師に会いに行…

人喰い妖狐の言い伝えがある照日村に住む高校生、磨月（まつき）は怪談嫌いな宝須（たからす）先輩と奇妙な狐火の目撃談を発見する。やがて二人が辿り着く人喰い妖狐の正体とは？ 半年前に…

地元商店街「灰間市緑葉地区東町商店街」の町や店を紹介するサイト作成が完了し、ひと息ついた松倉たち。サイトの評判や運営の滑り出しもよく安堵していたが、妙な書き込みが出現する。書き込…

酔異奴霊（よいどれ）の旧校舎での怪異から約3か月後の松倉は地元で独立し仕事を始めた。 WEB制作やデザインを請け負う会社「YOU＆R」を立ち上げ、地元商店街「灰間市緑葉地区東町…

会社を辞め地元に戻ってきた松倉遼介が、地元の中学時代の友人である、美橋貴市、緒川沙月、萩原文樹とともに、飲んだ帰りに思い出の旧校舎へ向かう。 ひょんな出来事から、旧校舎は怪異に…

都会の古い美術館の地下に眠る一枚の肖像画。白いワンピースを纏い、悲しげに微笑む黒髪の少女。伝説によれば、この絵を見た者は、夜ごと夢の中で「永遠の美」への誘いを受けるという...。…

偶然出会った親切な方に伝言を頼む”僕”。 あれは小学生の夏休みのことだった。 あの日の出来事を振り返り、あの時伝えられなかった親友への想いを託す。 ※この作品は同名…

土筆屋大悟（つくしやだいご）は陰陽師の家系に生まれた、ごく一般的な男子高校生だ。残念ながら霊能力はほとんどなく、辛うじて十年に亡くなり幽霊となった姉の声が聞こえるという力だけがあ…

　誰も居ない筈の部屋でふと、誰かの視線を感じた事はありますか？　会社からの帰り道、自分の背後にふと気配を感じた事はありますか？　それ、怪異の仕業かも知れません。怪異は、どんな場所…

僕が所属している弓道部には妙な“決まり”が存在していた。 ──「肩を叩かれても反応してはいけない」 なんのために制定されたかはわからないこのルールが僕の、僕たちの青春を大きく狂わ…

「それでは謹んで、お預かりいたします」 　さつきの幼馴染・航夜（こうや）の家は代々、所有者や周囲の人間に怪異や災いをもたらす「忌み物」をあずかって供養する「あずかり処（どころ）…