「怪異/異形 ホラー」を含む小説

ひとりの少女の最後の願い。 願いを聞き届けたのは――柔らかな棘をもつ異形。 「わたし」は少女の願いを処理する、過不足なく。 これは、都市に咲いた一輪の“薔薇”の話。 カクコン…

俺は新人刑事。 子供の頃から『この世のモノ』を感じ取れる体質であった。 俺が配属された部署は、通称『怪異課』または『異形課』。 よくある『化け物専門』の対応部署だ。 そこで遭遇し…

――夢は恐怖を孕み、悪夢となって人を喰らう。 都市伝説や怪談の裏に潜む怪異――悪鬼《あっき》。 それは、夢から現実へと溢れ出し、世界を侵蝕していく。 悪夢を斬る戦士たち――夢幻…

足元から這い上がる――名もなき声。 それはどこから来て、何を告げるのか。 現れたのは、黒き刃をまとい、人の形に押し込められた戦士。 声を断ち、人々を救うかのように見えるその姿は…

神に仕え、神を使う「神仕い」の家―― そこに生まれた少女は、代々の加護の代償として、 “神か他人の贄になる”未来を宿命づけられていた。 逃げず、嘆かず、ただ強く。 理不尽に仕組…

『平成■■年■月■日 本日未明、■県■市に位置する根ノ町が突如として陥没した。住民の安否は現在も不明であり、政府は緊急の対策本部を設置した。』 これは、闇に消えた根ノ町で発見…

「顧客と接する部署には、もう少し見た目に気を使える人間を」 その一言で左遷された真奈は、深夜のドラッグストアで不思議な化粧品と出会う。 女神のような美しさ、プロレスラーの怪力、妖…

ホラーな詩をつめたもの。たぶんこわいかんじ。 （※重複投稿しています）仲仁へび

都会から、我気逢町という田舎町へ引っ越してきた中学生・ナツメ。新しい学校の同級生は皆優しく、楽しく過ごしていた。だが、次第に母親の様子がおかしくなっていく。 一方、フリーターの園…

　自分ではない何かに、自分という存在を浸食される――存在の『成り代わり』という被害にあった月乃は特案調査対策局を名乗る青年たちと出会い『むこう側』の世界に足を踏み入れる。 （他…

交通事故で両親と記憶を亡くした十は、叔父の葦原盈に引き取られる。 盈は家に巣食う怪異を専門とする霊能者で、幽霊を食べるという奇妙な技術を持っていた。 冬のある日、盈と十が訪れた…

原田真一の婚約者、五条郁子が死んだ。葬式の最中、棺桶の蓋が吹き飛ぶ。真一の身に起る怪異。 この作品は数年前、当初「薔薇の復讐」というタイトルで短編として発表しました。 その…