『化粧室の悪魔』 ～メイクが変えた私は、もう人間じゃない～

「顧客と接する部署には、もう少し見た目に気を使える人間を」
その一言で左遷された真奈は、深夜のドラッグストアで不思議な化粧品と出会う。
女神のような美しさ、プロレスラーの怪力、妖艶な魅力——。
メイクを変えるたびに、真奈の姿も心も変貌していく。
完璧な復讐のはずが、やがて制御不能な恐怖へと変わっていく……。

23時、化粧室の鏡に映るのは、もう人間ではない何か。
これは、美しくなりたいという願いが暴走した、現代都市伝説。