「四角いの」を含む小説

その暗闇の中に浮かぶ四角い世界と、私は恋に落ちたのかも知れない。 月に1度、第3金曜日の夜にレイトショーを観るのが息抜きとなっている私。 その日もいつものようにお目当ての作品のチ…

　プロローグ等がありますが、基本的に一話完結のお話なので気になる話をつまむように読んでもらって構いません。 いけえっ！ 黄金律の魔法少女！ 鬱展開を呼びそうな奴らをすべて破壊し…

　四角い頭で見たAIに関する雑感です。 　本当にやりたかったことは前半なので、後は消化試合です。 　ただし、前半もかなり単純化しているので、話四割でお願いします。初稿はもうちょい…

ある廃墟で目を覚ました海無(カイナ)は突然現れた全長100ｍの巨大な機械に殺されかける。 そんな時、海無の友──蓮と名乗る人物が彼を救う。 蓮となのる人物はカイナに四角いキ…

ある日、ある男の家に突然大きな機械が設置された。繋ぎ目が無く完全に閉じられた白い箱、それは生ゴミ処理機だった。

　真理子は、職場のパソコンの前で、息を引き取った。 　地縛霊のように、会社で留まっていると。死神が現れて、異世界バトルロワイヤルのゲームに参加させられた。 「バトルロワイヤルだ…

しがない営業マン・佐藤健吾（32）の夜の聖域は、発熱したスマホと違法漫画サイトだった。日常への小さな反逆のつもりだった「劣等感のダウンロード」は、ある夜、デジタル飽和を超えて現実…

夏祭り。お神輿渡御で、担ぎ手の装束は――。 同級生男子の六尺ふんどし締め込み姿に心を乱す女子の話です。 祐里さまの自主企画、「ふんどし」の物語を書こう https://kaku…

文学は四角い。芸術はもっと受け取りやすいカタチでないと。わたしはぶんしょうをもっとやさしいかたちにしたい。

保護課に所属する榊原銀次は、義理人情に厚い現場叩き上げの男。 研究課の荒井との会話で、現代の付喪神の可能性について話します。 この短編は独立した物語ですが、連載中の『交換日記…

引退宣言をした覆面作家・朝比蒼司（あさひそうし）。 彼の元を訪れたのは、担当編集者・榊（さかき）。 一杯のコーヒーが冷めるまでに交わされたのは、作家の引退話のはずだった。 静か…

皆様お掃除好きですか。 鳥尾巻は家事全般が大嫌いです。 出来るだけ動きたくないがゆえに整理整頓に精を出す、これすなわち本末転倒。 整理整頓は時短。 整理整頓は健忘症の味方。 整…

「ねえ、村長。この世界は、どこかおかしくない？」 四角い箱のような村の中で、少年はいつも外を夢見ていた。 ある日、彼はその壁を壊し、真実を見てしまう。 村は、誰かによって運ば…

とんだ騒ぎになった花見の宴の席に背を向けて歩み去る浪人に向かって、 「東洲斎先生！」 浮多郎が呼びかけた。 「先生が甚兵衛を？」 浮多郎がたずねると、東洲斎は無精髭の顎を撫でなが…

全てが四角いブロックで構成された世界を冒険するゲーム『マイブロッククラフト』。アニメ映画の世界観を再現したサーバーで、謎の超高クオリティの王国が発見される。 その完成度の高さは、…

「じゃあ、できた人から手をあげていって。見ていくから」 全体に声をかけ、教室を回る。 手が上がった。北見真帆だった。 足が強張るのを感じた。机の間をぶつからないように移動する。…

グラフィックデザイナーの佐藤みつ梨・26歳は、予定を大幅にオーバーした残業を終えて帰宅の電車に乗った。 しかし運悪く、電車は事故の影響で停車し、車内は停電する。 閉塞感のある空間…

【更新停止中】 長い戦争により疲弊した魔界。 その戦争を終わらせた魔王、トゥアイセン・オーフニル。 けれど彼女はその功績を讃えられるどころか、戦争の張本人として死を要求される。…

思いつきと勢いで書いた昔話風童話です。 もちろん書いてある内容は嘘です。 数分で読める長さとなっております。