今は、もう無い映画館。
思えば、シネコンだ。
スクリーンが4つくらいあったと思う。
ショッピングセンター併設とかじゃなく、単独の建物だった。
その映画館が経営していたパチンコ屋が併設されていた。
あと、大衆食堂と、喫茶店も同じ建物の中にあった。
昔の娯楽施設といった雰囲気があった。
けど、時代は流れ、寂れ、
その空間は場末の臭いがした。
その映画館では、スクリーンの大きさから、スクリーン1と2は話題作をやっていた。
そして、1番小さな4では、ポルノ映画をやってた。
わたしが好きだったのは、3番スクリーン。
単館系の通好みなラインナップの映画をよく上映していた。
マイナー過ぎて、観客がわたし1人ってときもザラだった。
けど、その映画館は、もう無い。
このお作品を読ませていただき、
昔通った映画館のことを思い出した。
観客が少ない映画館のスクリーンは、とても贅沢。
観客がわたし1人だけだと、ホントにプライベートスクリーンだった。
昔は、ホントに映画館に入り浸りだった。封切り作品はほぼ見てたくらいだ。
最近、映画館に足を運ばなくなった。
けど、このお作品を読み、
また、映画館で映画を見たくなった。
今度の休みにでも、行ってみようかな♪
映画も、ドラマも、漫画も、
一人で楽しむものだと思っている人間でした。
誰かと一緒にいるなら、映画なんか見てないでおしゃべりしたいし、
映画を見ているときに、一緒にいる人間のリアクションがなんだか雑情報だし、
映画館デートなんてものは一番わからない世界でした。
この作家先生は、何やらとんでもない経験をされたそうで……
同席する人間が来れなくなってしまったので、一緒に映画を見てはいただけないか? と、同性の女性に声をかけられたのだそうです。
その代わりにドリンクと、ポップコーンをご馳走し、二人は映画館へ。
その時間は、なにやら特別なものだったそうなのです。
感情の共感、いわゆる……ライブ感というやつでしょうか?
たった二人きりの映画館で、この二人はそれを感じたのだそうです。
そのことが作家先生の中で強烈に残ったのだそうでした。
佐倉 祐子さんという監督さんの作品だったそうです。
私にはわからない感覚だっただけに、非常に興味深いエッセイでした。
なるほど。感情の共有。その一体感。
私も感じてみたいかもしれない。
そして……
作家先生とこの日同席した、この女性の正体はなんと……
最後ちょっとびっくりする展開が待っております。
是非、ご一読を。