「トランク」を含む小説

※書籍化します。（2025年12月発売予定） 　曾祖母の遺産を相続した海堂凛々（かいどうりり）は原因不明の虚弱体質に苦しめられていることもあり、しばらくは遺産として譲り受けた別…

精霊に愛され強大な魔法を使えることから、幼い頃から聖女と呼ばれ、ありとあらゆる戦場に駆り出されてきた娘ルベル。しかし、平和になったとたん王子に婚約破棄された末に命じられたのは、魔…

　タキ・リントヴルムは首都警察に所属する優秀な警察官であり、警備部の急襲部隊で指揮官を務めている。 　魔術を駆使して犯罪を瞬く間に解決に導くことから【瞬光魔術師】の二つ名で呼ばれ…

【書籍1巻　２巻　発売中】 異世界召喚に巻き込まれた山田太郎28歳。彼の固有スキルは「トランクルーム」だった。このスキルは収納と同様のスキルとみなされた。収納持ちが多いこの世界で…

私のおうちにあるトランクは優秀だ。けれど、このトランクは私のいうことにイチイチ文句をつけてくる。ある日、私はこのトランクを山に捨てることにした。

近況で公開していた小話をこちらに持ってきました。 内容は変わっていませんが、ちょっとだけ手を加えています。

日曜の朝。住宅街に響く二台のバイクの排気音を、 ひとりの少女──木田翼紗は窓辺で聴いていた。 新聞配達の原付を一瞬で置き去りにする、古い二ストの鋭い加速。 それが、彼女の胸の奥に…

港町の町長が、謎の失血死体となって発見された。 その葬式を取り仕切る為に現れたのは、大きなトランクを持ち、うたのお兄さんのような変わった話し方をする美しき神父、バルー。 彼が…

昭和のレトロな雰囲気漂う喫茶グレーテルからおよそ、五十メートル先に二階建ての古びた洋館がある。 半世紀以上前に建てられたであろうそこは空き家になっていた。 そして今、空き家となっ…

現世において、魔女は孤独な存在だ。 魔女狩りの時代は終わったはずなのに、偏見と差別は今もなお形を変えて残っている。 魔女であることを隠して生きてきた「わたし」は、ある日つまらな…

喫茶店員でもある久瀬理人（くぜりひと）と綾瀬悠斗（あやせゆうと）がバディを組む万屋、ＶＩＬＬＡＩＮＢＵＳＴＥＲＳ(ヴィランバスターズ)にはさまざまな依頼が舞い込んでくる。仲の良い…

入学式の帰り道、トランクから「たすけて」。 ヒグマ獣人の高校生・ラウスがみつけたのは瀕死の人魚だった。 世界は“聖獣と宝珠”で動いている――らしい？ しかも宝珠を狙う謎の組織〈…

つらい過去を背負う主人公という企画がありましたので応募させていただきました。 辛いことを乗り越えるのはとても大変なことだけど、見方を変えれば大変な教訓になるのかなと思いました。

【全3話で完結　30分で読み切れるシリーズ第8弾】 会社へ向かう途中の通勤電車。 25歳のサラリーマン・勝又大地は早朝、ガラガラの車内にもかかわらず“隣に座ってくる”奇妙な老人…

【この夏、あなただけの“好き”を届けよう（公式自主企画）】へ参加させて頂きました。 この世の全ての人の”推し”に敬意を込めて。

しがない文筆家が電車で奇妙な青年と出逢う掌編小説。 江戸川乱歩『押絵と旅する男』に感化されて作ったものです。ジャンルをホラーにしていますが、殆ど怖くありません。

うだるような熱帯夜。古びたセダンは走る。トランクに死体をのせて。BGMはオールディーズの名曲『Summer Holiday』……

元ホステスのインフルエンサーである母に冷たくされ、父親の顔も知らない12歳の藤咲苺。ある日、物置部屋で父が残したトランクを開けると、ガラス翅の妖精型AI人形・アスターが目覚める。…

　エリートが集うゼルコバ魔法学園。 　この学園には、筆記試験、技術試験の合計点が基準に2回満たなかった場合、強制退学になってしまうという決まりがある。 　技術において落ちこぼれ…

深夜の都会。孤独と虚無に蝕まれながらラジオDJとして働く青年・大輝は、毎夜、リスナーへの語りかけによって自我を繋ぎ止めていた。ある晩、冷静沈着な女性・凛花と出会う。「こんな夜遅く…