「猫じゃなくても…。」を含む小説

「録画したら、猫が喋ってた」 スマホ越しに、完璧な日本語。しかも、口パクもぴったり。 それは神社に住む猫“とら様”──神様の声だった。 中学生・朝倉こはるが暮らすのは、過疎の山…

「お前さんは死んだんじゃ」 「……え？」 　日本人の星羅真由（せいら　まゆ）は、謎の空間で猫の姿をした『神』にそう告げられた。猫姿の神曰く、彼女は「天文学的な確率の不幸」によって…

「にゃお、にゃにゃ にゃおにゃ。 にゃ、にゃおにゃお、にゃにゃにゃ。 にゃお にゃにゃ にゃ、にゃおー！ にゃにゃにゃお にゃお、にゃおにゃにゃ にゃにゃん。」

【自主企画】ありす甲子園2025🖊✨　金賞受賞作品 オレはネコである。 先輩ネコ二人と、ニンゲンの真白と暮らしている元ノラだ。 全然意味がわからないが、何かの奇跡でオレはニ…

「じゃあな」 それが、親友・アキラの最後の言葉だった。 都市のほとんどがAI管理された便利で平和な時代。 誰もが日常をNR（ネット・リザルト）と呼ばれるAIに任せて暮らす現代日…

猫と作曲家のお話

原稿用紙一枚分の、 ショートショートショート

チェロを弾く少女・乙野いずみは、高校二年生になった春、とある地方都市にある音楽専門の学校、美称音学園高等部器楽科に転入する。「水の都」とも呼ばれるその町は、緑濃い山のふもとにあり…

婚約者の二股により婚約破棄をされた３３才の真由は、突如異世界に飛ばされた。 そこはど田舎だった。 住む家と土地と可愛い3匹の猫をもらった真由は、猫たちに囲まれてストレスフリーなス…

男性五人組アイドルグループ『ばーちゃLimit!』は、日本中に名を轟かせるトップアーティストの一組。しかし、一周年記念のライブで、メンバーの新井　隼也だけがいない状態だった。それ…

男は猫を連れていた。彼等は奇妙な探偵であった。彼等は二人、いや、一人と一匹で探偵なのだ。彼等は悪霊と戦っていた。そして、悪霊を浄化する事が彼等の仕事だった。悪霊に取り憑かれた人間…

猫宮と黒猫のおはぎがほのぼのと仕事をこなすさまをどうぞご覧ください。 チート級の力を持った祓い屋──猫宮が人、霊、妖、神等と出会っていく話。人も人ならざる者にも心はあるんだと、…

「なんで、ペンギン？」 小学5年生の咲のもとにやってきたのは、身長80センチのペンギン型学習支援ロボット「ぺんた」。 クラスメイトの家には、かっこいい犬型や可愛い猫型のロボット…

今日も明るく元気にカフェラテ片手に、教壇に立つのは―― ふわふわ天然！だけど最強！？な先生、天咲華。 猫のシールを出席簿に貼ってみたり、生徒にあだ名をつけてみたり。 モロー？適…

読書が好きな十五歳の少女「レイ」は、日曜市のフリーマーケットで淡い恋をする。その彼と偶然再会して、買った古本の『しおり』にメモされた謎の住所に行ってみることに。するとそこには、美…

事故死した大学生・次郎に、ドジっ子天使が持ちかけたのは『異世界転移を条件に、今回の死亡原因を黙っていてほしい』という取引。 了承した彼は、テンプレ爆走で転移条件を大量提示する。 …

エルフの少女、“アリア”は冒険者だ。その顔は誰もが見惚れてしまうほどに愛らしく、胸はこれでもかというほどに実っている。そんなアリアの胸に抱かれる小さな獣が一匹……名は“タマ”。一…

海外転勤した両親と別れて日本で一人暮らしをする高校生――幽深司《ゆうみ　つかさ》のクラスには『茨姫』と呼ばれる女子――姫宮茨乃《ひめみや　しの》がいる。才色兼備ながら棘ある言動で…

野良猫に、名を与えられた。それは、誇りを手にした日でもあった。 路地裏で始まったのは、師匠と弟子の不思議な関係。 「強くなりたい」と願った若い猫と、「強くあろうとする」孤高の猫。…

犬国の姫である余花は、父・道伏に渡すための瓦版を書くのが趣味だ。羽衣や虹花といった付き人に囲まれながら、お忍びで城下町へ遊びに出るのも楽しみの一つである。 ある日、ほぼ犬の人間・…