「もこ」を含む小説

これが俺のこむら川だ

「やっと来たか、あたしのプリンスちゃん。さぁ、恥ずかしがらないで、私の胸の中に飛び込みな」 　水もしたたるいい声をした誰かが、あなたを呼んでいる。 　心地よく響く低音ボイスが…

第８回こむら川参加作品です、お題は「無限」あんま自信ないです

急遽予定が入った友達から、ただで野球のチケットをもらったあなた。会社終わりに一人観戦へ行くと、隣の席に座っていた女子大生・直生(なお)から質問責めされる。 「初めて球場に来たの…

突発性性転換症候群――通称：TS病により女の子になった元少年――姫野結斗(ひめのゆいと)は、同じマンションの隣に住んでる学校で人気の美少女――剣崎真依(けんざきまい)に女性のイロ…

　敵対関係ではなく、けれど感情のぶつけ合いがバチバチにある激しいコラボレーションを。 　というテーマで、女性向けのシチュエーションボイスなど、多彩に活動させているひなこ様チャン…

ある春の日、社畜OL・みのりが出会ったのは、雨の段ボールにひとり震える子猫。 「――ちょっとだけ、助けるだけ。そう思ったのに」 動物病院で命をつなぎ、もそもそとごはんを食べ、…

幽霊の存在が科学的に証明された世界。 その中でどう生きていくのか。ー 幽霊・宇宙・ファンタジーが混ぜこぜの作品です！

同棲して半年になる彼は、暑さに弱く、外出を嫌い、機嫌を損ねるとスキンシップも拒否する気難しい性格だ。 それでも私は、彼の快適な暮らしを守るために日々働く。 今日もお土産を手に帰…

胡蝶の夢（こちょうのゆめ）に憧れて、その一文を何とか引用したくて… ただ、それだけの為に書き綴ってしまったお話。 さて、引用はうまく行ったのでしょうか？ それは、読んでみてのお楽…

その高校では理由不明の不登校が相次いでいた。 樋口明美(ひぐち あけみ)は友人達とSNSに動画投稿するのが趣味だったが、黒子(くろこ)と呼ばれる級友との不可解な接触から、平穏な…

真っ白な髪が高値で取引される稀少な獣人族フェネットの姫君フェリチェは、成人と同時に結婚の約束までしていた人間の男に、しょっぱい失恋をしてしまう。 「もう人間のオスなんて信じない！…

そのほのかな甘さは、優しさで。 三十歳になった夜、仕事で失敗した僕は一人居酒屋でやけ酒をしていた。 そんな僕に話しかけてきたのは、緑色の髪の女性で……。 1,000字ちょびっと、…

どんぶらこ どんぶらこ 川を流れる小さな命 其れは此の国の未来を大きく変える希望の光だった 色気違いの暴君として名を馳せる領主 治める村で飢饉に喘ぐ人々 恐怖の象徴と…

　東京の外資系コンサルティングファームで働く高坂葵は、企業のリストラを専門とする冷徹なビジネスウーマンだった。祖父の訃報で故郷に戻った彼女を待っていたのは、廃業寸前の銭湯「宝湯」…

どこか変わった人たちが織りなす奇妙な日常の、ちょっと不思議な、とりとめのない話。 それぞれのバラバラな日常が徐々に絡み合って、一つの物語を紡ぎます。

小学生の頃、僕は“校区外”の森の奥にある公園で、美月さんという女の子に出会った。 一緒に遊び、恋をして、帰り道を急いだ夏の日。 でも――友達の昇太は帰ってこなかった。 あの日、名…

財閥の分家の家に代々仕える“秘書”という立場の“家”に生まれた加藤望。 ”秘書“としての適正がない”ダメ秘書“の望が12月25日の朝、愛している人から連れてこられた場所は初恋の男…

恋。 ああ、なんて恐ろしく美しい言葉だろうか。 地域の公立中学校に通い、狭い世界を生きる私にとって、人間関係は死活問題。 特に恋愛が絡むと、人はあっという間に争い合う。 そ…