「第３３回電撃小説大賞」を含む小説

約7年に渡って続いた戦争が、今日、終結しました。 戦死者は数知れず。私の小隊は私以外殉職しました。 5年前、私は12の時に衛生兵として軍に配属されました。 そして今日、仲間の死を…

【一章完結済み】 物語に、あこがれていた こんな何もない世界よりも、もっと物語のある世界で踊りたいと ――そんなことを考えていたら、修学旅行への移動中、見事に事故で死んじゃった …

　異能者という存在が当たり前の世界　その異能者が集う西の学園、白嶺学園では日々将来を賭けたランキング戦、と言う名の闘いが烈しく繰り広げられてた。 　新入生を歓迎するセレモニー。 …

本作は〈妖怪×SF×日常コメディ〉をごちゃ混ぜにした短編となります。 以下、あらすじ。 ❖ ある夜、封月茉莉(ふうづきまつり)は目が覚めるとパジャマ姿で街に立っていた。 普段…

社会に憎悪を抱いた村井は、自ら完成させたAIに“殺意”を学ばせる。 一方、若き技術者・中園は“人を守る”AIを作る。 浅草と品川の街、そして100円ショップを舞台に、 二体のAI…

精神障害のある20代女性が、将来を夢見て変わろうとするのに、次々信じられないようなアクシデントにあい、病状が悪化する。彼女のその悔しさ、怒り、悲しみを何処にぶつけたらいいのか？奇…

成長物語

天文学者K氏はある日、地球から比較的近い距離にある小さな惑星を発見。以来、この惑星を観測する。その惑星の実の中は「ユーモア星」。巨大な石版にぎっしり刻まれた記号の羅列、不思議な暮…

彼女と別れ、気持ちを切り替えれずにいる遥輝。 そんな中、友達から忘れるためには、新たな出会いが一番だと諭される。そして、言われるままにマッチングアプリを勧められ、始めたが...ま…

　2087年、第四次世界大戦後の世界。 　かつて冷酷な傭兵だったカイ・クロウは、瀕死の重傷を負った。彼を救ったのは、軍医のアリサ・ミラー。彼女は禁断の技術―魂転送―を使い、自ら…

あらすじ 　大正二年二月、東京府。 　長らく続いた明治時代を背に、政治家は財政をめぐって対立し、華族は一族安寧を堅持し利権を貪り、企業の有力者は豊富な資金で街を買い、そして…

第二次世界大戦で日本が勝利し、第三次世界大戦で日本が敗戦した世界。 別の並行世界から、戦闘メカ・ビアーキーごとこの世界に飛ばされた玉川蔵は、記憶をなくし海底都市で生活する。 そん…

「僕（ケント）」は、プロテクタントの町の弁護士。 ある日、訪れた図書館で、司書の「ユメ」と出会う。 現実からほんの少し浮かび上がっているようにも見える彼女に、どこか懐かしさを感じ…

　宇宙が死んでから10^100年。 　すべての星が燃え尽き、すべての物質が崩壊し、時間さえもが意味を失った真空の海で、たった一つの意識が観測を続けていた。 　量子意識「ケイ」…

高校三年の終わり。 亮と真司は、互いに強く惹かれ合いながらも、進学をきっかけに離ればなれになってしまう。 「離れても大丈夫」「信じてる」――そう誓い合ったはずなのに、時間と距離は…

　父が死んだ。 　善良で、優しくて、誰よりも私を愛してくれた父。 　でも父は、神を信じていなかった。 　宗教学者の朝倉七海は、一つの問いに囚われる――父は今、天国にいるのだろ…

この話はもう何年も語り継がれている、少年と、小夜という少女の物語だ。互いに小さな差異こそあれど特別な感情を抱く2人、だが次第に仲も深まりつつあったがそんな時少年を悲劇が襲った、そ…

　時は中世期。 　スティメルド・オーシャは――ヴァザン・ティスカナの為だけに起とうとしていた。 　ヴァザン至上主義者である姫軍師は、彼の為だけに戦争を始めたのだ。 　全ては…

　三十年前、少年ワン・ユーロンは龍脈の泉で誓った。「二度と、誰も飢えることのない世界を」――しかし彼が築いた蓬莱連邦共和国は、恐怖と腐敗に満ちた独裁国家となっていた。 　国家戦…

「何もかもつまらない。生きている意味が分からない。」 僕はそんな人間だ。 生きる意味とやりたいことを失った青年は、失うものが無いからこそ、ある日、宇宙へと繋がる不思議なエレベー…