「怖いかも」を含む小説

温暖化による海面上昇に次ぐ氷河期と、脊椎生物の異常変異によって、世界は滅亡まで秒読みになった。 俺が乗る氷海探掘船モカ・ディック号は人類の先遣隊だ。 真っ白な氷海から、淡水が流…

大学の先輩の部屋にあった一つの本棚。そこから本が落ちると、その作者が死ぬ。年に一度、本は必ず落ちる。

山間の小さな村には幼様がいる。 天から落ちた一匹の蚕蛾は小さな村に富を齎した。 村娘イトは村長の屋敷で下働きをしながら幼様の世話をしていた。 幼様の髪は白く目は弱り始め、間も無く…

とにかくホラーです。

毎年お盆に呼ばれる母の生家は、広い庭と 鯉のいる大きな池、そして黒い仏壇が一つ 置かれた小さな『離れ』がありました。 宵闇の中に幾つもの盆灯籠が灯る。 彼岸に渡った者達が決して迷…

いろんな意味で怖い話を集めた1話完結の短編集。気が向いたら書き足していくので、更新は不定期です。 目次（自分でも何を書いたか忘れそうなので） #039 クリスマスイブの夜にサンタ…

　一大事である。 　２月２２日は「猫の日」なのだそうである。 　夜中の１０時過ぎに、カクヨムでそんな事を言われたって！ 　という訳で、大急ぎで絞り出した、大分古い話である。 　…

入道雲が青いそらに湧き上がる。蝉の声、 カンナの花、白壁の竹林の中、忽然と姿を 現した昏い屋敷には『忌中』の文字が。 あの奇妙な体験は何だったのか。 【櫻岾】『法照寺…

誰かが聞かなければ消えて、誰の記憶にも残らない話がある。 老婆、青年、登山者、老夫婦──記者が訪ねた先で、人々は静かに語り始める。 怪談か、思い出か、それとも感情の残り香か。 螺…

突然の派遣切りに焦った俺はなんとか職が見つかり、意気揚々と出社したらなんだかまともではない会社でした。 社員はなぜか子供ばかり。 そして社長ははてしなく怪しい。 俺は恐ろしい能…

子供の時に見た憧れ――Sランク冒険者。 それを目指して、日々鍛錬する少年リヒト。 だが、魔物と戦おうとした途端、死ぬかもしれないと怖くなり、足が竦んで戦えなくなってしまう。 そん…

　桐生生乃（きりゅういくの）仇と水谷の女子全員の怨敵を軽く退けた北嶋勇（きたじまいさむ）は水谷から回して貰っている仕事で超多忙（？）な日々を送っていた。 　そんな時、北嶋のかつて…

この話はフィクションです。どうか安心してお読みください。

【一行で分かるあらすじ】 文字フェチで空気の読めない巫女と、有能だけど幽霊が怖い官吏が、死者の冤罪を晴らす話。 【まじめなあらすじ】 黎明は霊と話せる異能を持つ少女。幼い頃に辺境…

　様々な怖い話が載るホラー雑誌、怪談倶楽部。書籍の売り上げランキングでも上位を占める本作は、その読者に様々な読者を取り込んでいた。仕事に疲れたサラリーマンから、青春全開の高校生ま…

『文の花』は、創作の世界に咲く数々の物語へ贈る、応援の詩集です。 一篇の詩に込めるのは、季節の花の名、和の響き、そして花言葉に託された想い。 俳句、短歌、都々逸などの日本の詩形を…

春風が柔らかくなった頃、主人公は同じクラスの彼女と初めて言葉を交わした。 それは特別な出来事ではなく、ただの何気ない会話だったはずなのに、その日を境に、彼の世界は少しずつ輪郭を変…

逃げてもいい。震えても、情けなくても、何度でも立ち上がれ。 気弱な少年リオ・フロストは、知らぬ間に三度目の行動で奇跡を起こし、世界を誤解させる。 そして、震えながら闇ギルドの王に…

理論上怖いものと怖いものを足すとさらに怖くなるので 八尺様にくねくねを装備させました。

「怖い話は好きだけど、怖い目には遭いたくない」そんなあなたの為に、彼女がありとあらゆる恐怖を体験します。 究極のホラー体質な彼女と、３人に1人が俺なんじゃと見紛うほど平々凡々な…