「詩 物語」を含む小説

　人はどこまで「愛」に囚われ、どこまで「願い」に溺れるのか。 　優しい声で近づく“闇”に手を伸ばしたのは、自分の愚かさか、それとも祈りだったのか。 「闇の訪問者」シリーズ三部作…

どこまでも広がる麦畑 吹き渡る心地よい風を浴びながら、少年と少女は恋をした。 「レオネル様、もうすぐ、士官学校へ行ってしまわれるんですよね？ 　あまり、お目にかかれなくなります…

物語って、“始まり”や“結末”より―― その前夜に、いちばん人間があらわれると思うんです。 眠れない夜。 明日、世界が変わると知っている夜。 今日だけは、まだ自分で居られる夜…

危険な箱の詩集。なぜ箱の物語ばかりよく思いつくのだろう。 （※重複投稿しています）仲仁へび チェックカウント2

自由詩による、物語仕立ての一話完結で送る短編連作集です。

愛について書いてます。

日常のすぐ裏側で起きているかもしれない、 静かで奇妙な“自己分裂”の物語。

ページをめくると、ひとつの静かな旅が始まります。 それは海と風、そして空という象徴的な風景のなかに、そっと記された心の軌跡。私たちの誰もが胸の内に抱える、過ぎ去りし日の温度や声…

濡れた袖に落ちた、水玉の証。 その小さな光景が、心の扉をそっと揺らした。 雨空の下ではじまる、やさしい恋の物語。

過ぎ去った時間の不可逆性と心に沈殿した祈りの残響を描いた静かで深い短編詩物語。 椿のように咲き、椿のように散っていった想いの欠片たちはいまもそっと胸の底で形を変えながら息づいてい…

コルセットで締め上げられた身体。 偽りの笑顔を貼り付けた舞踏会。 値踏みするような大人たちの視線。 政略結婚の道具として、美しく飾られた鳥かごで生かされるだけの日々に息が詰まる…

階段の上で“悪の秘密結社”が結成された。 100mlの野菜ジュースで乾杯して、そっと証拠隠滅して、 「みっしょん・こんぷりーと」。 ——そんな小さな“わる”を描いた、園児との合作…

アクロスティック、又は折句とは、行の最初の一文字をたて読みにすると、ひとつの言葉になるものの事です。 伊勢物語の東下りの段に登場する和歌には次のようなものがある。 からころも…

　てるてる坊主の証言のリベンジがしたくて書きました。 　ですが結局構造は同じです。 　そもそも、これは物語ではなく詩であるような気がします。 　

土曜日の午後。 阿蘇の空は、淡いサファイアの光をたたえて静かに広がっている。 図書館の窓辺には、陽射しに透けるページの音。 シャーロットは、カウンターの奥で返却された本…

見えない力で支え合うふたり。 悲しみの中で微笑んだ日も、 あなたはいつも気づいてくれた。 それが“引力”であり、“斥力”でもある。 ふれずとも温めあう、そんな距離の物語。

■男子率100パーセントでお送りしています、短編集のようななんかです。　 ■読み切り形式ですので、もしよさげなタイトルがありましたら、そこからどうぞ。

ＳＮＳの企画で書いたものなどをはじめ、様々な短編作品をまとめました。不定期更新。 各話の冒頭・前書き部分に[作品形式(短編・詩)]、[作品傾向(ダーク、ミディアム、ライト)]、[…

歩くことを続けていたら、ある日、身体の方が先に世界を理解していました。 重心を意識すると、身体が勝手に調整し、 前頭葉の雑音が消えて、小脳が世界と呼吸し始める。 それは哲学で…

　400字以内の、己または物語の欠片を書き留めた文章の作品が作りたくて書きました。 　これが己または物語の欠片を書き留めた文章かは怪しいです。 　しかし400字以内だったので…