「人形 ホラー」を含む小説

金に困った大学生二人が見つけた、破格の報酬が約束された短期バイト。仕事は、山奥の「糸守集落」に佇む旧家での遺品整理。軽い気持ちで足を踏み入れた彼らを待っていたのは、想像を絶する恐…

大輔さんは小学生の頃、目を合わせるのが嫌な人形があったという。なぜ、嫌だったのかわからない。とにかく怖かったのだ。とある日の夜。ガラス戸の向こう側、何かが立っていることに気づいた。

学校一の人気者、白川梢。そんな彼女が、校舎裏で血まみれのお人形を抱いて泣いていた。 「お友達が死んじゃった」と言う彼女を、染野は放っておけなかった。 その先で彼女を待ち受けていた…

かつて群馬県の白鷺山北部に存在した廃村――白鷺村。 土砂災害によって地図からも姿を消したその地には、封じられた怪異「喰籠様」を祀る祠が存在すると噂されていた。 ある日、大学生の…

これは、オカルトライターの私がとある女性からわたしの母親がおかしいという連絡を頂いた際の取材内容である。

――彼女は、私の幸せそのものでありました。 私の心の中では、常に彼女が光り輝いていたのです。 彼女が幸せであれば、それで良い。 彼女が倖せであれば、それで好い。 彼女が仕合せであ…

街の片隅、木造の古いカフェの奥にある工房。そこには、美しく装われた“人形”たちが並び、静かに眠る。優雅な刺繍、柔らかなレース、精緻な義眼――心に傷を抱えた少女たちは、その手に導か…

　とある町に古くから伝わる伝統行事に参加したシキ。その祭りはそれぞれが紙で作ったひな人形を川へと流し、一年間で溜まった悪いモノを払い清めるための祭事であり、数百年続いていると言わ…

　黒灰に沈んだ茨の森は呪いの森。 　精霊に呪われた森だ。 　百年に一度、黒灰に沈んだ呪いは息を吹き返す。 　濃緑にその身を染め上げ、白薔薇が咲き乱れる。 　開花のその時期だけ、茨…

1600字以内でさくっと読める一話完結ショートホラー。 人形だって幸せでありたいんです。

1600字以内でさらっと読める一話完結ショートホラー 人形と女の子の奇妙な恋バナ系ホラー

こちら5/11文学フリマ東京40から配布開始しています、 書籍名：聚合怪談　縛のサンプルテキストです。 前作からナンバリングは続いていますが、ショートショートのため読み切りとなっ…

大学生5人による肝試し。 変な家に行ってから、身の回りで起こる不可思議な出来事。 消えてしまう友人、怪しい人形、付き纏う影。 あなたにとっての『家』はなんですか？

かつて、人類の願いをかなえるために作られた機械仕掛けのブリキ人形――カミサマ しかし、大地震の影響から誰にも知られずに朽ちていった。そのはずだった。 「僕と一緒に遊んで！」 イジ…

どん底だったあの日、親父と花火を見に行った。あれから三十年、親父が危篤だという知らせが届く・・・（花火） 終電間際の地下鉄の車内で、うたたねから目が覚めると、時間が止まっていた（…

午前零時に始まる残酷なライブ配信動画を見ていた男たちが、一人また一人と闇の中へと消えて行方不明になっていた。 勤め先がことごとく潰れる和高見愛流（わたかみ　あいる）は、十二回目…

酔った友人に連れられて行った家に、彼が「妹」と呼ぶ人形が鎮座していた。 二十年ほど前に日本ホラー小説大賞送ったものを手直ししています。 作中舞台に関しては当時のままにしていま…

　主人公の真咲マサカは、いつか素敵な王子様と結ばれることを夢見て着飾る女子高生。しかし学校ではいじめられ、家では母親に無視され鬱屈した日々を送っている。 　ある日、オタクに優しい…

テーマパーク開発の視察で地図に載らない秘境「百合ヶ原村」を訪れた相楽明彦と後輩の桜庭明日香。 歓迎ムードとは裏腹に、村には奇妙な風習や不気味な住人たちが存在していた。首の形をした…

持ち主の母親に捨てられた人形のメリーさんは、報復のために帰宅する。 自作にしては珍しく、あんまり怖くないホラーです。