「怪談、 短編」を含む小説

『あのぉ‥』 声をかけてきた女の頭は、180度逆を向いていた。

実話怪談のようでいて、本当の話ではありません。あくまでフィクションです。本当に？

いつもの帰り道で、その時欲しいものが現れる路地裏があるとすれば、あなたはそれを活用しますか？

世界の終わりを予言する、謎の電話番号。 そんな怪談がネットの片隅で話題になっていたのは、17年も前の話だ。 Xデーはとっくに過ぎているし、私たちは変わらず生きている。 あの予…

GW出勤の代わりに連休を貰い一泊二日の一人旅へ。 バス電車を乗り継いでいくのだが、バスに乗ったとき座席に妙なシールが貼られているのを見つける。 さほど気にしなかったが、電車でも同…

満月の夜。とある廃墟の屋敷に入り込んだ男。彼の目的は幽霊に会うことだった……。

「また、聞こえるわね」 母のその一言から、すべては始まった。

妊娠6ヶ月目の春、私は早めの産休を取った。 みんな、祝福してくれた。夫も、職場も、すごく理解がある。 私は紛れもなく“幸せ”だった。 あの日、電車に乗るまでは────。

「私」の視点で語られる、現代日本ホラー。 私は、花が溢れる美しい街へ引っ越してきた。 窓辺にティーテーブルを置き、お茶をしながら外を眺めるのが日課。 ある日のこと、庭の梅の木に小…

予想通りの結末、クセになるカス感。 酒が人間をダメにするわけではなく、酒がダメな人間を暴くだけである。 でも、酒の恥は吐き捨てだから、水に流してどうか、どうか許してください。よろ…

私、森野が体験した不思議でちょっと怖い話を回想録的に綴ります。 2000字〜5000字程度までで軽く読める話を目指しております。 ※noteやXで出した怪談のリバイバルもあります

ただの酒の席の話だと思っていた。 けれど、もしかしたらそれは“本物の呪い”だったのかもしれない――。 「オカミキ様」。ひとつのルール違反が、子供たちの世界を狂わせていく。

Google Mapsが手繰り寄せた記憶

小学生の時に悪ふざけで作った「学校の七不思議」が二十年たった今も残っていた。俺の知らない「不思議」が追加された状態で。

幼い頃、母はよく言っていた。「女は、鏡と仲良くしなきゃいけないのよ」と。 家族の記憶、失われた母の面影、そして“私”が生きてきた道。 やがて母の形見である鏡を娘へと受け継ぐ頃、日…

　少年は家族でキャンプに来ていた。 　ふと夜中にトイレに行きたくなって目を覚ます。 　母親を起こそうとするも、頑なに眠ったまま起きる気配がない。父親と妹も同様だった。 　仕方なく…

　遺品整理のバイトをしている大学生の由利健人。先輩に誘われるまま、事故物件の部屋の遺品整理の手伝いに。殺人事件があったらしいその部屋には、殺害されたらしい女の血痕と数本の骨しか残…

結婚を機に引っ越しをしたアパートでの出来事。ある日の夕飯時、妻が語った事とは……。

※近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16818622174300812242 　じつは昨年…