小学生の絵日記を見つけたんです。

おててまる

8月40日

色々荷物やらの整理をしていたんですよ。

捨てる事ががとても苦手で色々溜め込んでしまっていまして。(笑)

その時の話です。


壊れた家具、ずっしりと重い段ボールを納戸から廊下に出しての繰り返し。

腰が痛いなーなんて思って作業をしていたんです。しばらく作業を続けていたら、蓋がないタイプの段ボールがふと目に入りましてね。

積み重なったノート類のてっぺんにある物がありまして。皆さんも経験したことがあると思いますが、小学校の宿題として出される絵日記だったんですね。

私、懐かしくて思わず笑ってしまいまして。ペラペラとめくって読み始めたんです。

見開きに2日分あってノート1ページの上半分に絵、下半分に文字といった感じです。


読み始めて数10分経った頃です。違和感を覚えたんです。だって小学生の夏休みって大抵は30日くらいのものでしょう。あれだけ読んだのにまだ内容の半分にも満たなかったんです。

それに最初はジリジリと暑く汗を掻いてベタついていた腕がすべすべで逆に鳥肌が立っていて。謎の悪寒に襲われたんです。

でも気になってしまいまして、更にページを捲り、最後から2ページ目でしたかね。


ーーーーーー

8月37日(土)曇り

(黒い丸に三角の何かが走る絵)

あともうちょっとで夏休みが終わっちゃいます。うれしいです。

ーーーーーー

8月38日(日)曇天

(黒の渦の中から柱状の先を向けられる絵)

あと2日です。音がトントンきこえてきます。

ーーーーーー


正直意味がわかりませんでした。何が書かれているのかも。でもなぜか悪寒が止まらずで。背中を這うような感覚がして。理由もなく日記に頭を擦り付けて謝ってしまいました。ごめんなさいごめんなさい。


――後ろを向いたら何かがいるんじゃ


――上を見上げたら何かがいるんじゃ


もうあの絵日記は捨ててしまいました。

何があと2日だったのでしょう。あのまま読み続ければ私はどうなっていたのでしょう。

そんな事を考えていればガチャリと家の鍵が開く音がしました。









すべてがフィクションです。

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小学生の絵日記を見つけたんです。 おててまる @2u3io

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