「鳥」を含む小説

そのままでいよう。

短編(ショートショート)小説集。 ・鳥籠 ・豚骨（執筆中）

未だ言にあらず――それは、未だ言葉としてなかった物事に宛がわれた言葉の未《いま》だ。 それを『未言』という概念で産み出していったのが、未言屋店主です。 その未言屋店主の思い描い…

飛ぶ鳥を落とす勢いでシェアを広げる求人広告会社、ライトスタッフ社。その躍進は、きめ細かいヒアリングで顧客の求める人材像を導き出し、創意工夫を凝らした求人募集によってそのニーズを満…

カクヨムコン10の短編部門応募作品です。ちなみに人鳥とはペンギンの事です（この物語は創作です。登場する人物、団体、場所、出来事はすべて作者の妄想による架空のものであり、実在のもの…

どうやら私は異世界転移とやらをしてしまったようです。 しかも、運が良いのか悪いのか、横暴女王様みたいな俺様の聖女の目の前に転移しちゃいました。 鳥と人間が混ざった姿の、いわゆる獣…

その透明な鳥は、窓から入ってきた。こころをもてあました、眠れない少年の部屋に。

「貴女のことを、ずっと探していました」 　真昼の青空に花火が上がる。 　この感情を、言葉にするならなにだろう。 　お礼を言いたかった。 　この羽根について知りたかった。 　それ…

灯台を寝ぐらとする鳥は海辺で人間の姿を目撃する。 人間は自らの命を断つ目的で灯台へとやってくる。 鳥と人間の一夜の物語。

　暗殺者であるレイルは標的の暗殺を終え視線を向けると、後に鳥籠の白鷺姫と呼ばれる女の子ユナが立っていた。 　「私、貴方についていきます」 　その言葉は後にレイルの運命を大きく変え…

　四季の花々が同時に咲き乱れる不思議な『花の森』で、花の妖精たちが森の主に聞く、この森に繁る事のない大樹の物語。 　真っ白な葉を茂らせる大樹は、風も無いのにザワザワと揺らめく。 …

玉子の王子である俺が、玉子を、鳥を嫌う彼女らにモテモテになる話！（たぶん！）

　舞台はカサン帝国支配下にある南国の島国アジェンナ。 　古い因習と妖怪が跋扈するこの国には、妖怪と関わりながら暮らす「妖人」という呪われた人々がいた。 　周囲の村人達はこう噂して…

【作品解説】 ①　本作は「巨大数」で戦う物語が出来ないかという着想で始まりました。しかし「巨大数」で戦う場合、物理的なインフレは不可能です。なぜなら、物理的な物差しが無意味なほ…

ある日の朝、自室のカーテンを開けると空に帳が降ろされていた。突如訪れた原因不明の堕天により、変化のない漆黒の空の下で生きることになったものの、そんな日々に慣れてきた私はいつも通り…

パティは教会に捨てられた少女。パティは村では珍しい黒い髪と黒い瞳だったため、村人から忌み子といわれ、孤独な生活をおっくていた。この世界では十歳になると、神様から一つだけ魔法を授か…

伯爵令嬢セシル・バーリントンは、ある日、義妹アナからセシルの婚約者と愛し合っていると告白された。彼女のお腹の中には、新しい命が宿っていた。 家族会議を開くも、衝撃を受けているセ…

鳥籠に囚われた少女は厄災の神と縁を結んで空に羽ばたく―― 退魔師である白月家の不義の子として生まれた真桜は、幼くして「結びの力」という強い結界を張る能力を発現させた。 その力を…

こんにちは、青時雨と申します！ カクヨムコンテスト10中間選考突破作です。受賞は逃しました…悔しい泣。 読み進めていくうちに全てが繋がる。先を読めば読むほど、あなたは知ること…

　アロイスには身を捨てる覚悟があった──もっとも、覚悟というものそれ自体は物理的には無意味なものであるが──同時に、彼には作戦があった。