「口ばっかり」を含む小説

※第11話・第14話・第20話・第26話は性的表現をしておりますので（軽いものも含め）非公開としております。ご了承ください。 （あらすじ） 　城の敷地内にある魔導師塔に住む…

若い男が出会ったのは雪女。決して口にしてはならぬという約束は守られず……。

旅芸人である自称ーー美少年パルサは、口の利けない仲間の大男グドと2人旅をしていた。暗い過去を持つグドはパルサに助けられて以来、彼の荷物持ちとして共にいる。 行く町々で美しい歌や芸…

「デウテラゴニスト、トリタゴニスト、そしてカタリストはどこのどいつだ？」 三匹の龍がお互いの尾に噛みつき輪になっていた 「才能で全てが決まると思うか？それとも頑張って努力すれ…

無実の罪で故郷を追われた一人の青年、リオン。彼には、物に宿る“記憶”と“声”を聞く、呪いとも祝福ともつかぬ秘密の力があった。 孤独な旅路の果て、彼は自らの力を「真実の目」として受…

人の口に戸は立てられぬ。……が。

　かつて「ギルレーン戦役」で世界を救った勇者・ソロン。 　戦後に行方不明となった彼の足取りを追って、王都イズラニアの剣士・ディルはある田舎村を訪れた。 　村の最果てに建てられた家…

「何ていうかさ……優くんって優しいけど、"それだけ"っていうか。　正直、一緒に過ごしてて……退屈だなって、思っちゃった」 　大学時代、付き合っていた彼女からそう言って振られた…

堅実に暮らしてきた。でも、アレが私を狂わせた。

4月某日､養護施設から出たその日､歩いていると何故か異世界に召喚をされてしまった主人公こと山瀬結斗15歳。 まさか勇者として？！と言うかなんで？！と､ワクワクとドキドキする反面混…

「ゴメンね、松永くんみたいなデブのキモオタは、タイプじゃないから」 「…………え」 　勇気を振り絞って片想いをしている吉岡さんに告白した俺。 　が、吉岡さんの口から放たれた返事…

『すきま時間で迷い込む――1話3〜5分の奇妙で可笑しい世界』 日常と非日常は、驚くほど細い線で隔てられている。 その線を一歩踏み外した瞬間、世界は少し可笑しく、少し不可解に揺れは…

あらすじ 　オメガ優位の国ガルシア帝国の皇太子シエロは運命の相手によりヒートが引き起こされる特殊な体質。運命の相手を探すための見合いを逃げ出したある日、うっかり逃げ込んだ路地の…

この混沌とした社会に生きる「僕」。 一言でいうなら、ちょーめんどくさがり屋。 怠惰を極めし男がどのように怠惰と向き合っているのか、彼の口から語られる。 一番面倒臭いのは、自分だと…

家出を決意した少年・織口久遠は、夜空から落ちてきた謎の存在・プラネと出会う。彼の宇宙船を直すため、二人はガソリンと氷を求めて夜の街を歩く。言葉も星も違う彼らは、次第に互いの孤独を…

🔴『与那国島の紺野二佐』までのあらすじ 　シリーズ「雨の日の美術館 Ⅰ、美香編」（https://bit.ly/45DKmTh）の紺野一佐（この時点では４年後で二佐に昇格）、公…

　俺、五守仁（ごもりじん）の隣に住む幼馴染、完城美々（かんじょうみみ）は、めちゃくちゃわかりやすい。 　なぜなら、デレるとネコミミが生えるから。 　照れるとピコッ。 　褒め…

四方を山と海、そして湿地帯に囲まれた葦名町。 東京から電車で1時間のその町にある蓮ヶ丘大学では、今 原因不明の休学者が続出していた。 友人の佳奈を助けるために司書の翠は調査を…

「月が綺麗ですね」が "I Love You" になり得るシチュエーションをなんとなく考えた。 今を生きるまともな小説家なら絶対使わない「月が綺麗ですね」というセリフをまともじゃ…

声を失ったホームレスの男は、ある日から人々の“心の声”が聞こえるようになる。 通りすがりの誰もが口にするのは作り笑顔と空虚な善意── そんな中、少年だけが純粋な優しさをもってパン…