「純文学小説」を含む小説

■男子率100パーセントでお送りしています、短編集のようななんかです。　 ■読み切り形式ですので、もしよさげなタイトルがありましたら、そこからどうぞ。

身内企画で書きました。 お題は『あまてるおう』でした。 ※本編に出てくる知識はささっとググったものなので、あまり信用せずあくまでフィクションとしてお楽しみください。 ※『あまて…

　ここは、さまざまな種族が生存する世界。 　主人公であるベルメルシア家の御令嬢アメジストの種族は、人族（ひとぞく）。 　自分の信念を曲げない正しき道を歩む彼女は、とても慈悲深く、…

放課後の帰り道、彼女が口にした「好き」という言葉は、僕に向けられたものじゃなかった。 缶コーヒーの苦味とはちみつ茶の甘さ。冬の公園で交わした一夜が、静かに心を凍らせていく。 ――…

本作に登場する『あまてる』とは、小説を書いておられる『甘照 鶯』さんをモデルにしております（当然許諾はいただいていますし、投稿前に内容も確認いただいております）。 彼は作曲も行…

ここは大河内グループ株式会社。 分厚いメガネでその美貌を隠す、がさつで口が悪いキャリアウーマンの総務課長、樋口杏子。 上司との不倫を吹っ切るために、男性を寄せ付けずがむしゃらに働…

中学時代を陰キャで通した「俺」は高校で帰宅部に入ろうと思っていたが、零細部活の手芸部に勧誘され入部する。そこで出会った「君」には小説の才能があって……？ 部活で不器用な青春をする…

人生の記憶が、次々と脳裏をよぎる。 その移ろいゆく光景を、人はある灯籠になぞらえて「走馬灯」と呼ぶ。 その時間は、ほんの一瞬――。 けれど、走馬灯を見ている本人にとって、それは本…

社会に憎悪を抱いた村井は、自ら完成させたAIに“殺意”を学ばせる。 一方、若き技術者・中園は“人を守る”AIを作る。 浅草と品川の街、そして100円ショップを舞台に、 二体のAI…

夢を叶えるために今の仕事を辞め、東京を離れて仕事をしたいのだという彼女――。 「私たち、もうダメかもしれない」は「行かないで」と引き留めて欲しい気持ちの表れだったのかもしれない。…

陰鬱な青年の休日模様と､青年視点での世界の見方が特徴です。

戦国の名家に生まれた二人。 彼は女を抱き尽くすことで愛を信じ、 彼女は神を信じることで愛を赦した。 細川忠興と細川ガラシャ―― 互いを焦がし、殺し、赦した夫婦の、生と死のあわいを…

いつもと違うバス停で、偶然再会した彼女は、もう他人だった。 雨上がりの月が照らしたのは、胸の奥で止まったままの言葉と、左手に光る指輪だった。 「月が綺麗ですね」 かつて交わせな…

「悩むことは、無駄なことなのでしょうか？」 「確固たる意思がないことは、弱さなのでしょうか？」 この短編集は、そんな苦悩を肯定し、向き合うための試みです。

掌小説。400文字くらい。 こんな女の子いたらいい

いい話が書きたかった。 茶色のブラインドを眺めた。 窓からは、気持ちの良い風が吹き込んでくる。 父が来た。 「母さんが、死んだんだってさ」 ふくらはぎが、痒かった。

１０年断って来た同窓会に、会いたいと思った人のために行った話です。

進学受験予備校と、その中を巡る青春小説です。