「必ず」を含む小説

一話完結の掌編ボイスドラマ台本です。 ※ボイスドラマ台本は初めて書きました。

ここはエンハンスド帝國の辺境にある領都ラルド。 オレはかつて魔王を滅ぼしたパーティーメンバーの１人――レギオン・アルビオンだ。 だが、その実態は地球から召喚された元日本人であ…

婚約者であるこの国の第一王子に婚約破棄され、更には追放されたフェアバンクス公爵令嬢であるセレスティア。 追放先へと馬車で移送される道中、セレスティアは王子の雇ったらしき破落戸から…

名門の領主である竜騎士家の中で極端に剣の腕前が悪く、「呪われている」「世界最弱」と言われたレオンは学問の道へ進むべきだと修道院へ入れられる。２年後、竜騎士家の一族は主君に反乱の疑…

サブグリー（SubGRe） 　Subliminal Grim Reaper（無意識の死神）の略語。常人には認識できない刺激を潜在意識に与えることで、人間の精神に支障をきたすことが…

　高校一年生の後光波風(ごこうなみかぜ)は、とある夏の夜――土岐凛花(ときりんか)に、流れ星の出現を予知した姿を見られてしまった。 　――およそ十年前、『願い事』を流れ星に三回願…

「すまない。心の中に別の女性への気持ちを残して君と夫婦にはなれない。本当に、すまない」 アナスタージアは、結婚式の当日、夫婦の寝室にやって来た夫クリフに沈痛そうな顔でそう言われた…

貧しい母子家庭で育った沖田瑠衣は、不慮の事故で命を落とし、かつて読んでいた小説の中の”悪役令嬢フィリア・ファルクナー”に転生してしまう。 最悪な家族、そして自分の最期が“夫に殺…

舞台は現代に酷似した異能社会。 13歳から18歳の間に、誰もが必ず「属性」と呼ばれる力と、それを操る「属性武器」を与えられる。 それは祝福であり、同時に呪いだった。 人々は「議…

昼間はごく普通の献血ルーム。 けれど夜になると、そこは『選ばれた人』だけが訪れる秘密の場所に変わる。 迎えてくれるのは、小悪魔的で勝気なヴァンパイア看護師・キキ。 角や羽でからか…

貧乏伯爵家の令嬢ソフィア・ブランシェは、外務大臣を務めるアマドゥール公爵家の嫡男であり、自身も侯爵の位を持つフェルナン・アマドゥールからの依頼を受け、公爵邸へとやってきた。 依頼…

そこに迷いこめば必ず奇妙な出来事に出会う、不思議な路地をめぐるオムニバス

ここは、とある街角のオープンカフェ。 優雅で静かなひとときを過ごすはずの場所――だったはずが、 巫剣たちが集えば、必ず何かが起こる。 プリン、パフェ、フレンチトースト、焼きそば…

かつて剣士として騎士団に入ることを夢見ていたカイ。 だが年齢制限の壁に阻まれ、今ではただの鍛冶屋として静かに生きていた。 ある日、旧友であり現役の騎士団員イスから呼び出され、し…

　それは、彼女を愛したモノの叫び。 　それに意思があるとは誰もが思わず、また語られる彼女ですらも知らない。 　ただただ、風のごとく流れてゆくのみの物語……。 　それは、世界…

『スマートな愚か者たち ― 五年後は不便な未来』は、五年後に訪れるかもしれない近未来を舞台にした20のショートショート集。 AI、SNS、政治、恋愛、アダルト、日常のすべてが「便…

ベルサイユ学院――フリューゲル王国でも屈指の名門校に、新入生たちの華やかな歓迎会が開かれていた。地方の貧乏伯爵家の七男、ハルト＝アルゼットは、質素な礼装ながら背筋を伸ばしてその場…

列強国に囲まれたある小国。その国の姫君には特別な力があった。 紅の瞳に見つめられれば誰もが恋に堕ちる――はずなのに、彼女の近衛騎士だけはなぜか平然としている。何度惚れさせようとし…

どんな物語も必ず結末を向かえる。 勇者と魔王との戦いは最終局面を向かえていた。激闘の末、勇者たちはどうなるのか。 伝説の物語がまた一つ終わろうとしている。